RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Lupe Fiasco「Lasers」
Lasers [Bonus Tracks]

Chicago出身にしてその巧みなリリック使いから“第二のCommon”とも称される、Lupe Fiascoの通算三作目『Lasers』を御紹介。何度も延期を重ねてお蔵入り寸前だったこの三作目、正にファン待望というべき作品でしょう。レーベル側が意図するものと違うとしてなかなか発表出来ず、それに怒った熱心なファン達の熱い嘆願書によってリリースされる運びとなった、なんとも稀な一枚。本当に皆が待ち焦がれた本作なだけに、初週に20万枚程度を売り上げBillboard初登場1位を記録(Lupe Fiascoにとっても初)しました。
それでは簡単にですが内容を御紹介しますと・・・・・・まずはKing David制作で盟友のSarah Greenが客演参加の「Letting Go」で幕開け、これはいかにもLupe Fiascoらしい静まり返った教会の中で深々と響き渡る様な、繊細かつシリアスなトラックで、少し歪ませて押し潰した様な加工のされたLupe Fiascoのヴォーカルが余計にシリアスさを倍増させる一曲。仄暗い水の底にブクブクと沈んでゆく様な、ドロッと重たいシンセのぐったり間を取るビートがゴシックな装いの「Words I Never Said」は売れっ子のAlex Da Kidが制作を担当。しかも客演にはSkylar Greyが参加、もう鉄板ともいえるコンボ技。トラックも壮大なスケールで描く冷たく殺伐とした風景描写が素晴らしいし、Skylar Greyの悲しげで神経質なヴォーカルも胸に突き刺さる、ただ予想範囲内の仕上がりなのは否めない。軽やかに跳ねるオルガン鍵盤のキュートな音色が晴れやかな「Till I Get There」は、意外にもあのNeedlzが制作を担当。木漏れ日の下の街路をゆっくりと歩く様な踏み締めるリズムに、Lupe Fiascoの“俺らしくやるだけ、完璧ではないけど、きっと報われる、そこへ着いた時♪”と謳うフックがすごくポジティヴで胸を打たれる。The Neptunesが制作だろうと思う程に、ソワソワドタバタと落ち着きのない電子ビートの応酬が続く「I Don't Wanna Care Right Now」はThe Audiblesが制作、MDMAを客演に招きズカズカとキックしバウンスするクラブっぽい電光ノリが最高の疾走感を生み出している。Trey Songzの歌うフック“君が頭から離れないんだ♪”が胸をキュンと締め付けるラヴソング「Out Of My Head」はMiykal Snoddyが制作(Co制作にJerry "Wonda" Duplessis)を担当、これも丸みを帯びた曲線系のシンセがやんわり悩ましく明滅するネオンチューンで、Lupe Fiascoの軽くスケートする様なスベスベしたフロウが心地良く響き渡ります(恍惚)。Kane BeatzがModest Mouse「Float On」を使った「The Show Goes On」、宵の明星というか夜明けというか、次第にだんだんと明るくなる空のあの美しさと不思議な魅力を纏う流麗でドリーミーな一曲(眩)。「Beautiful Lasers(2 Ways)」はKing David制作曲、蒼く冷たい夜空を幾つもの流星がスーッと墜ちてゆく様な感覚、MDMAのエフェクト駆使の歌フックも耳に残ります。続いてもKing Davidが制作の「Coming Up」もMDMAが客演参加、ちょっぴりJazzyで華やかなな鍵盤の音色にストリングスが絡み、滑らかで煌びやかなLupe Fiascoのラップが滑走する感じがたまらなく気持ち良い(快感)。MDMAのハイトーンなヴォーカルもすごく綺麗、ファルセットを交えてここまで歌えるとは少し驚き。この曲は電子音で美しくコーティンングしつつも、意外とオーケストラみたいな演奏が中に詰まっているすごく流麗な一曲。ザクザクとつんざめく様なエレキ弦のリフ使いが脳裏に斬り込む「State Run Radio」もKing David制作、客演にはMatt Mahaffeyが参加。これは完璧なロックチューンでLupe Fiasco十八番のミクスチャートラック、ハッキリ言ってLupe Fiascoはこういう毛色のトラックの先駆者かも。Eric TurnerとSwayが客演参加した「Break The Chain」はIshi制作、という事でこれはもはやエレクトロ全開のテクノチューンで少し飽和気味な僕がいます(満腹)。本作で最も輝いている本格派なトラックは「All Black Everything」、制作をあのThe Buchanansが担当しているのだから当然か(狂喜乱舞)。サンプリングにJimmy Durante「I'll Be Seeing You」を使用した、ソウルフルで気品漂う繊細で壮麗で絢爛なストリングスが美しく、そこにドカドカと力強く荒々しくキックする打ビートがたまらない(痺)。コンシャスなスタイルを得意とするLupe Fiascoが最も活き活きしてるのがこの曲、すごくタイトでカッコイイです(絶賛)。世間的な注目曲はやはりあのJohn Legendが客演参加の「Never Forget You」でしょう、制作もJerry "Wonda" DuplessisとSyienceが共同制作という異色な組み合わせ(Co制作にArden Altino)。これも童話のようにキラキラと光り輝くピアノ鍵盤の柔らかくミルキーな音色に、John Legendの甘くまったりとした珈琲声が優しく響き渡るラヴソング(夢見心地)。こういう一つの恋物語みたいなものを書かせてもLupe Fiascoは巧い、幸せに満ち溢れた色鮮やかな情景が目に浮かびます(涙)。とここまでが本作の内容で、国内盤にはこれらに加えてボーナス曲二曲が収録されております。まずはあのThe Neptunesが制作を担当した「I'm Beamin」、The Neptunesらしい細くしなやかな宇宙空間彷徨うシンセサイザー使いの浮遊曲で、Lupe Fiascoとの相性は抜群なものの、ちょっと平均点な仕上がりに落ち着いているのが残念(惜)。Soundtrakk制作でMatthew Santos客演の「Shining Down」は、フォークとロックとエレクトロがドロドロと混ざり合ったミックス曲、Lupe Fiascoも少しだけヴォコーダーっぽい加工使っています。

う~ん、悪くないです、それは絶対にそうです。こういうHip Hopという従来の枠組みに囚われない、自由でフューチャリスティックなシンセとポップとロックの融合のような、ライトで鮮やかなビート使いは、新世代のLupe Fiascoが筆頭に使い始めたアプローチかと思います。しかし昨今ではこういうビートが極めて多い、だからこそ本作のトラックはちょっと新鮮さには欠けた様な気もします(辛口)。流行にLupe Fiascoが寄っていってしまったのか、Lupe Fiascoの流儀がもはや普通の流行サウンドになってしまったのか、ちょっと難しいところかもしれません。とは言ってもクールな格好良さ(オシャレさ)は抜群、Lupe Fiascoらしいといえばきっとそうな一枚。なんか批判めいた文章で締め括っている気がしますが、すごくカッコイイし及第点は余裕で超えていると思います(当然)、もっとカッコイイ作品を次も創ってくれると信じています(応援)。
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