RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Kanye West「My Beautiful Dark Twisted Fantasy [Deluxe Edition]」
Kanye_West_My_Beautiful_Dark_Twisted_Fantasy_album_cover.png

音楽界の寵児にして問題児、現代のHip Hopの常に未開拓な部分を切り拓くKanye Westの通算五作目となる『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』を御紹介。Taylor Swiftとの一件もあり、一時は表舞台から自ら姿を消すほどの勢いで活動を緩めていたKanye West、しかしその後はTwitter開始と共に活動を急激にスタート、毎週金曜日に新曲を発表する“G.O.O.D. Friday”なども始め、周囲の期待を一気に引き寄せました。本作に関しても当初は『Good Ass Job』というタイトルがアナウンスされるも変更、この紆余曲折を経て『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』となりました。本作のジャケットも当初は厳しく批判された様で、結局は5パターンのジャケットを用意し着せ替え可能となっています。もう先に述べておきますと、各音楽誌は2010年のNo.1アルバムとしてどこもこの『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』を選出、それだけでもこの一枚がどれほど大きな一枚なのかが分かります(僕は国内盤購入&12/15迄発売が対象という理由から、2010年の選考からは外しております)。
それでは皆様もう聴かれている本作をちょっと紹介……まず幕開けを飾る「Dark Fantasy」はRZAが製作に参加、Kanye WestとNo I.D.との共同制作でMike Oldfield「In High Places」をかなりベッタリと濃くサンプリングした闇曲。聖堂チックなヴォーカルのリフレインに重厚なストリングスがズルズルと重なるマイナー調の一曲で、このちょっとブツ切りっぽい粗さが目立つ暗黒ストリングスの繋ぎ方が、とてもRZAっぽくてギラリと光っています。Kanye Westののらくらした落ち着き払ったラップも暗く響き、暗い悪夢へと引きずり込みます。続く「Gorgeous」はKanye WestとNo I.D.とMike Deanの共同制作、Gene Clark & Roger McGuinn「You Showed Me」をサンプリング。歪んだフィルターを掛けたKanye Westのヴォーカルとギュイギュイ捻じれるエレキ弦の音色がシンクロ、Kid Cudiのまったるい歌フックも良いんですが、やっぱり最後に登場するRaekwonの渋くしゃがれたフロウに持っていかれている気も。本作からの先行シングルだったのがKing Crimson「」をサンプリングした激動曲「Power」、製作はS1とKanye Westの共同制作。Kanye Westの力の根源であるドロドロのエゴが凄まじい範囲に渡って核爆発した一曲で、ドカドカと周囲に構わず猛突進するビートがビリビリ来るほどに力強く聴き手も思わず怯んで立ち竦んでしまう迫力。Kanye Westのネタ選択の巧さ(センス)が際立った、彼にしか絶対に創れないパワフルな一曲。意識が吹っ飛んでしまいそうなほど高速に瞬きをする電光が次々と体中を突き抜け閃光を放つ「All Of The Lights」、製作はKanye Westが担当(Co製作にJeff Bhasker)。この曲にはRihanna、Alicia Keys、Kid Cudi、Fergie、Charlie Wilson、The-Dream、Elly Jackson(La Roux)、Elton John、Ryan LeslieがAdditional Vocalとして参加しているのですが(豪華)、聴き取って判別できるのはRihannaとKid CudiとFergieぐらいです(悲)。曲名通りに歪んだドコドコと地響き鳴らして襲い掛かるオカルト臭も漂うダークな怪物曲「Monster」、製作はKanye Westが担当。トラック自体は墓地の地下から沸いて響いてくる様なおどろおどろしいビートを連ねループした、極めてシンプルなものなのですが、Rick RossにJay-ZにNicki Minajという豪華客演陣の華麗でいてどこか悪魔憑いたラップによって、目まぐるしい変化に富んだ面白い一曲に仕上がっています。特に白眉なのはやはり最後に登場するNicki Minajの怪物ぶり、これだけの男猛者の中にありながら大暴れで破壊しまくり、ペロリと全てを綺麗に喰い終わってしまうのだから圧巻です(身震)。Nicki Minajが一人で何人も使い分ける奇抜さで物凄い立ち回りを披露、最後には悲鳴を上げて怒号し吼えるシーンなんかは鳥肌が立つぐらいにキレています(化物)。Kanye WestとNo I.D.が共同制作(Co製作をMike Dean)の「So Appalled」はSwizz Beatz、Jay-Z、Pusha T、Prynce Cy Hi、RZA(!)が客演参加という、これまた異色の組み合わせが痺れる一曲。ゾクゾクする様なゴースト調の暗澹としたトラックが濃霧のように緩やかに流れ、そこに各々の不気味なラップが冴えるのですが、最後に登場するRZAがあまりに似合い過ぎてかなり耳を奪われてしまいます。Smokey Robinson「Will You Still Love Me Tommorow」をサンプリングした煙たく渋いソウルフルマナーの「Devil In A New Dress」はなんとB!nkが製作を担当(Co製作にMike Dean)、いかにもB!nkらしい燻し銀で誇りっぽいサウンドが情緒たっぷりに流れるオシャレなトラックでグッド、またこういう渋曲にはRick Rossのあの野太いバリトン熊声が妙にキマるんですよ。Kanye West製作(Co製作をEmile、Jeff Bhasker、Mike Dean)の「Runaway」はBackyard Heavies「Expo 83」をサンプリング、一音一音をゆったり間を取り奏でる軸メロディが頭の遠くでリフレインし続ける流麗な一曲で、Kanye Westの高らかに気持ち良さそうに歌うフックものんびりと間抜けで(良い意味で)耳に残ります。ここではPusha Tが援護射撃で参加、やはりPusha Tがきちんとラップの役割を果たしていて質を高めています。派手で豪華な本作でも地味だけど結構好きなのがKanye West製作の「Hell Of A Life」、Mojo Men「She's My Body」を下敷きにしたブィーーッと少しノイジーな電気メロディにザクザクしたビートが乗り、その上をKanye Westがひたすら真面目に淡々とラップするのはなかなかカッコイイ(見直)。Kanye WestとDJ Frank Eが共同制作の「Blame Game」ではJohn Legendが参加、哀愁たっぷりに流れるピアノフレーズにメランコリーなJohn Legendの歌声が優しく流れる、Kanye West王道な一曲にホッと一安心。Bon Iverのまったりとした優美なヴォーカルがじんわりと広がり滲み始まる「Lost In The World」、製作はKanye West(Co製作はJeff Bhasker)でLyn Collins「Think(About It)」やBon Iver「Woods」やGil Scott-Heron「Comment No.1」などをサンプリング。冷たく暗い夜が終わり、柔らかな朝の陽射しが差し込み、やがて温度が上がり始め精神も目覚め活動を始める。それぐらい徐々に勢いを増し躍動するメロディが鮮烈に残る、部族っぽい太鼓ビートが軽やかな、でもどこか毒っぽい濃さが残るアグレッシブなトラックで中毒性高し。
そして本作の“Deluxe Edition”にはボーナス特典として、「Runaway」PVを収録したDVDが付属しています。この「Runaway」PVがもはやMusic Videoの域を遥かに超えた凝った創りで凄い、Knaye Westの想像世界がドカンと広がった興味深いコンセプト重視の一本となっています。監督したのはMusic Video界の巨匠であるHype Williams、不死鳥(Phoenix)の役をモデルのSelita Ebanksが演じています。このSelita Ebanksが素晴らしい体つきで魅惑的、とっても綺麗なんだけどどこか神秘的で人間的でない雰囲気が漂っていて、すごく感情移入してしまいます。ほんのり切ないラヴロマンスの中で、“この世の中は異質なものを認めたがらない”という痛烈な批判を投げかけるという、いつもどこかでバッシングされトラブルメイカーな異端児扱いされるKanye Westらしいメッセージです(告白)。とにかく本作『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』をまだ購入していない方がいましたら、是非ともこの“Deluxe Edition”を購入すべきです、この「Runaway」PVを観なければ本質すべてをもっと理解しやすいと思います。

確かに凄い、これまでのHip Hopを更にKanye Westが昇華している事は確実。Kanye WestはMCというよりやはり芸術家で、サウンドからヴィジュアルからコンセプトから一枚全てを、自身の爆発的な表現方法の完璧なツールにしています(一流)。ここまで完璧に自分の美術製作を仕上げる事の出来るアーティストはそういない、自作自演型のアーティストの中でも抜きん出ています。とここまで褒め称えながらも、僕はやはりKanye WestのMCとしてのヴォーカルがあまり好きではなく、そういう意味では世間の方々ほどは嵌っていないかもしれません(天邪鬼)。ただこれまでのHip Hopの歴史を揺るがした事は確か、それだけは素人の僕にも分かります。ああだこうだ言うつもりはありません、とにかくカッコイイし刺激的で革新的な贅沢な一枚です。この強烈な個性、誰も無視出来ません。
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Comments

こんにちは。レビュー楽しく読ませていただきました
個人的にヒップホップはほとんど聞かないほうなのですが、kanye west はお気に入りのアーティストです。

質問なんですがところどころに書かれている「製作」って具体的に何をすることなのでしょう?ヒップホップ初心者にも分かるように教えていただけるとありがたいです。
はじめまして、僕もド素人なので分かりません(笑)。

ここで書く制作とは、Producerを指しています。
Producerは何をするのか、僕が以前に読んだ雑誌で書いてあった(気がする)のは、“曲全体をまとめる存在”みたいな事でした。

たとえばメロディラインがあったら、それをどんな楽器でどんな音で表現するのか、どんなビートを使うか、またその曲にはどんなソングライターが合っているか、また最終作業であるミキシングをしたりして、仕上げるそうです。

つまり大まかに言ってしまって、楽曲全体をまとめる人物がProducerみたいな事を書いていました。

すみません、拙い知識で恥ずかしいです。

僕も大好きで、これからもっと熱くなりそうな気のする、BangladeshがLil Wayneのヒット曲「6 Foot 7 Foot」を制作しているスタジオ映像がコチラ

http://youtu.be/sIAnx1JpYmg

コレ観ると、ビートにメロディ、はたまた合いの手まで自身で吹き込んでいますね。

あとはJim Jonsin、音を重ねて重ねて重ねて、一曲に仕上げていく様子が窺えます。

http://youtu.be/lR77ITTV6_M
返信ありがとうございます。

なるほど、全体的にまとめる役目ですか。アレンジとか編曲みたいなことですかね。まだまだ奥が深そうですヒップホップ。


参考動画まで貼って下さってありがとうございます。これからもレビューがんばってください。

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