RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

11 2019
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

ブログランキング
人気ブログランキングへ にほんブログ村 音楽ブログ HIPHOP・ラップへ
にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへ
Q's Tumblr
http://rocqueen.tumblr.com/
Twitter
ブログ内検索
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
213位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
44位
アクセスランキングを見る>>
訪問者数
現在の閲覧者数
Coming Soon
QRコード
暇潰しに携帯でどうぞ
QR
Category: 男性R&B  Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

Bilal「Airtight's Revenge」
bilal-Airtights-Revenge.jpg

あのSoulquariansの一員(?uestlove、James Poyser、J Dilla、Common、Q-Tip、Mos Def、Erykah Badu、Talib Kweri等が構成員)でもありネオソウルの立役者といえるPhiladelphia出身の異才シンガーソングライター、Bilalの通算二作目となる『Airtight's Revenge』を御紹介。01年に発表された『1st Born Second』から約9年、Bilalの作品を待ち望んだ方はかなり多いはず、これまでの間もJay-ZやCommonやDweleやErykah Badu等の楽曲に参加していたから、それを聴きながら尚更ヤキモキしていました(待焦)。前回の発売前リークなどの不運もありましたが、本作は写真家B+の主宰するレーベル“Plug Research”から無事に発売されました(安堵)。この有名な写真家(つまり芸術家)B+がBilalと意気投合したのは納得いきますね、あのMalcolm Xを模し銃をスタンドマイクに持ち替えたジャケットだけで興奮爆発です(発狂)。よく考えるとこのBilalの髪型や眼鏡なんかも、どこかMalcolm Xっぽい風貌です。題字のスタイルや中身のアートワークもかなり凝っていてスタイリッシュ、聴くだけではなく鑑賞する価値もあるかと思います(薦)。
それではその濃過ぎる内容を簡単に御紹介したいと思います……まず始めに述べておきますと、Bilal OliverとSteve McKieのタッグが製作しております。まずはその二人が製作した楽曲群から触れます、どれも素敵ですよ。電光板のようなボワンとした重たい電子音が明滅し、硬質なドラムスとBilalの伸びのあるフックが冴え渡る「Cake & Eat It Too」、もうここでのBilalのPrinceばりの曲がってしなってくねる艶っぽいファルセットで鼓膜は鷲掴みされ幻想の世界へ引きずり込まれます(案内)。続く「Restart」も疾走感溢れるドラムスと弦音でどんどん加速、Bilalの追いかけるようなヴォーカルもなんだか不思議な魅力を放っていてドロドロと深くまで堕ちてゆきます。軽快かつタフで骨太に鳴らされるバキバキな硬質ドラムスがあまりにカッコ良過ぎて痺れてしまう「All Mater」、ここでのエナジーをグッと溜めてから閃光と共に弾き出すファルセットが最高のハイカット、そしてフックでの最後の力強い伸びもカッコイイ、どこを取っても最高にファンキーでディープなソウルフル曲(失神寸前)。ふわふわと夢見心地な鍵盤音に乾いたドラムスが柔らかく絡み聴き手の鼓膜を撫でる「Move On」、Bilalの目を瞑ってニュートラルな感じで歌ってそうなソフトで色彩豊かなハイトーンヴォーカルが、僕の心をじんわりほぐして徐々に昇天させます(幸福)。ちょっぴりノイジーに引っ張るエレキ弦の音色に、Bilalが感情抑える様に出す低音ラップヴォーカルを聴かせる「Robots」。どこかサイボーグチックな(途中で挟まるシンセなんかも未来的)機械トラックなんだけれども、やはり生音演奏が前面に押し出され、Bilalという歌い手の温もりを感じる不思議な一曲。Outkastっぽい泥臭さ&宇宙空間っぽさが共存したサイケデリック風味のファンクチューン「The Doller」もやはり癖が強いけれど、Bilalのあの変幻自在な(囁きや裏声や、時に奇声に近い歌声)ヴォーカルの混ざり合えば見事に芸術に昇華され具現化される、病み付き度が半端ではないスペイシーチューン。かと思えばアコースティックギターを奏でて温もり溢れる木漏れ日の様に包み込む繊細スロウ「Who Are You」が流れる、Bilalの空に浮かべる様に優しく漏らす歌声が、僕の心をスーッと浄化し穏やかにしてくれます(癒)。とここまでがBilal×Steve McKieによる共同制作曲、他にも通な製作陣が楽曲を提供しています(興奮)。まずはあのNottzとBilalが共同制作の「Flying」、ドロドロと溶けて流れる様な漆黒のピアノ鍵盤音に、Bilalの妖艶で生々しいヴォーカルが呼吸するゴシック調のスロウ曲(深)。軽快に小刻みに低く鳴る太いベース弦音にザクザクと脳裏を残像を焼き付ける様なノイズが施されたピアノ流麗曲「Levels」はShafiq HusaynとBilalの共同製作、これもソウルとジャズとも区別のつかないBilal独自の幻想に近い世界観が爆発した一曲。悲しく暗いピアノ旋律にBilalの哀愁漂う微弱いヴォーカルがふらつく「Little One」、製作はConley "Tone" Whitfieldが担当。どれもが濃厚で不思議な魅力がギラリと輝く黒いトラックばかり、素晴らしいの一言に尽きます。本作のたった一つの欠点は、国内盤を購入しても歌詞対訳が付いていない事(致命傷)。Bilalの世界にもっと溺れたい僕としては、地図無しの旅行の様なものです(悲)。ただそれでも美しい景色は美しい、地図無しでも旅行は楽しいから良いのですが、残念です(涙)。

まるで白昼夢の如き幻想感覚に頭が朦朧とするほどに酔ってしまいます、本当に濃厚なソウルを聴かせてくれました。前作『1st Born Second』を聴いた時はまだ僕が青過ぎて理解できませんでしたが、27歳になった今はもう少し理解し鼓膜が痺れ感動し、聴き終えた時にほんの少し震えさえしました(喜)。かなりの奥深さだからたった一度聴いたぐらいで全てを理解できませんが、聴けば聴くほどにBilalの音楽を心底楽しみ、溺れ、温かみを胸に灯す事が出来ます(賞賛)。まだまだじっくり聴きたい、たったの11曲なのですが濃厚過ぎて一枚通して聴けばあっという間、そんな至高の一枚で御座います。
スポンサーサイト



Comments

Leave a Comment