RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Notorious B.I.G.「Life After Death」
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偉大なるMC、Notorious B.I.G.の通算二作目にして最後のアルバムとなった『Life After Death』を御紹介。このアルバムが発表される直前1997年3月、Notorious B.I.G.(以降はBiggieと表記)はLas VegasでのSoul Train Music Awardに参加した帰途、何者かに襲撃され死亡しました(悔)。Biggieと2Pacという二大スターを媒体に、大きく膨れ上がった東西抗争が引き起こした彼らの死、本当に残念な事件です。彼の死後発表されたこの二枚組アルバムは瞬く間に大ヒット、SOURCE誌でも文句無しのマイク5本(クラシック)を獲得、1000万枚という驚異的なセールスを記録しました。内容は本当にとにかく文句なしで御座います(傑作)……超強力な二枚組み、とにかく聴いて下さい、僕がここで今更書く必要はないんですが。
それではまずDisc 1から御紹介しましょう……「Somebody's Gotta Die」はNashiem MyrickにCarlos "July Six" BroadyにSean "Puffy" Combsが製作で、サンプリングにThe Dramatics「In The Rain」を使用。どこか死の空気が漂っているこの曲、Biggieは死を予感していたとしか思えません(悲)。当時とても豪華なPVが話題にもなった特大ヒット曲「Hypnotize」、製作はDeric "D-Dot" AngelettieにRon "Amen-Ra" LawrenceにSean "Puffy" Combsの三人で、下敷きにSlick Rick & Doug E. Fresh「La Di Da Di」を使用。ベンベン鳴るベース音に合わせて、この曲では御馴染みの“びぎびぎびぎー♪きゃんちゅーしー♪”フックを一緒に口ずさむべき。ちなみにこのフックは、TotalのPam Longが担当しています。「Kick In The Door」は玄人DJ Premierが製作を担当、Screamin' Jay Hawkins「I Put A Spell On You」を下敷きに使用。Primoらしいスクラッチ&真っ黒ファンクソウル曲に、Biggieの曇ってはいるけど歯切れの良いラップがズバンと決まるナイスな一曲で素晴らしい。112のDaron JonesとSean "Puffy" Combsが製作の「#! *@ You Tonight」はR.Kellyが客演、直球なタイトルに負けないじっとり濡れたセクシーなトラックに、R.Kellyの艶っぽいフックがまたたまらない(興奮)、完全にR&BトラックなんですがBiggieはすんなり吐息混じりのしっとりソフトなフロウを決めてくれてます。「Last Day」はMobb DeepのHavocとSean "Puffy" Combsが製作、完全にMobb Deep流儀な殺伐とした不穏トラックにBiggie、それからThe Lox(Jadakiss、Styles P、Sheek Louch)がマイクを回します。「I Love the Dough」は前作でも曲提供していたEasy Mo Beeが製作を担当、サンプリングにRene & Angela「I Love You More」を使用。分かり易い程の懐かしソウルトラックで、客演の女性シンガーAngela Winbushの爽やかで晴れやかな歌声がすごく良いアクセントに。しかしこの曲の一番の魅力は高校時代からの友人である帝王Jay-Zとの共演、まだ若くて今よりスマートにラップするJay-Zが凄まじくまたカッコイイ(詞を何も書かずに頭で暗記してラップするJay-ZのスタイルをBiggieが後に真似たのは有名な話)。このN.Y.の鉄人二人の共演はやはり最高、Biggieがまだもし生きていたら(惜)。Carlos "July Six" BroadyとNashiem Myrick共同制作の「What's Beef?」、Beef(抗争)により引き起こされたBiggieの銃撃を思うと、これほど考えさせられる曲はないですね、緊迫感がビリビリ走る一曲。そして遂に登場するのが特大ヒット曲「Mo Money Mo Problems」、これはもはやBiggieの代表曲であると同時に、Bad Boy Recordsの代表曲であります(絶対)。Steven "Stevie J" JordanとSean "Puffy" Combsが製作したこの曲は、あのDiana Rossのクラシック「I'm Coming Out」をべったりとサンプリング、この手法自体がもういかにもBad Boyな作りでグッド。Diana Rossに代わって歌うのはあのKelly Price、その元気一杯に跳ねた歌声がもうスカッと気持ち良くて最高に気分が晴れます。MaseにPuff DaddyにBiggieとBad BoyのMCがマイクを回すのも聴いててバッチリ、もうこの曲は聴いて盛り上がるしかないです(飛跳)。「I Got A Story To Tell」はこれまた要注意曲、製作をあのDiggin' in the CratesのBuckwildが担当(Co製作にChucky Thompson)、硬質なドラムビートに時折重なる弦音が流麗なこの曲はAl Green「I'm Glad You're Mine」が下敷きに。
続いてDisc 2を御紹介していきましょう、覚悟して下さい……まず幕開けが驚き、あのBone Thugs-N-Harmonyを招いての「Notorious Thugs」でスタート。Steven "Stevie J" JordanとSean "Puffy" Combs製作でOhio Players「More Than Love」下敷きという事で、完全Bad Boy曲かと思いきやBTNH寄りな高速メロディアスな仕上がりに。BiggieもBTNHに負けじと高速スピンでラップをかましていて、フックでの歯切れの良さなんか最高にカッコイイ。BTNHはもういつも通り旋風を起こして、両者がうまく融合していたのも驚きでした。本作中(二枚を合わせて)最も僕が好きなのが「Miss U」、製作はNaughty by NatureのKay GeeでDiana Ross「Missing You」をサンプリング。思わず涙が零れそうな繊細な美曲で、Biggieの曇った優しい声に胸を打たれますし112のコーラスも重なったフックも涙を誘います。Jay-Z「Song Cry」と双璧を成す“泣けるHip Hop曲”です。「Another」では愛人だったLil' Kimと共演、Biggieのふざけた歌フックも面白いし、ビチャンビチャンと打ちつけるビート上で跳ねるLil' Kimも相変わらずでカッコイイ。冒頭の寝ぼけたBiggieに可愛さを感じる「Going Back To Cali」、製作はEasy Mo BeeでZapp「More Bounce To The Ounce」をサンプリング。シンセサイザーとトークボックス使った電子バウンシーなトラックも素晴らしい仕上がりだし、Biggieの脂の乗り切ったラップ&癖になるフックが最高の一曲。再びDJ Premierが製作の「Ten Crack Commandments」は、Primoらしいシンプルループに鬼スクラッチが斬り込むベーシックな作りで、だからこそBiggieの野太く曇ったラップが際立つ秀逸曲。Sean "Puffy" CombsとSteven "Stevie J" JordanがThe Delfonics「Hey! Love」を下敷きにした「Playa Hater」では、Biggieが完全に歌っています、下手くそですがそれでもこれはこれでアリなんです。同じく前述の二人が製作の「Nasty Boy」も、ミステリアスな打ち込み系トラックにドカドカとBiggieが突進する様が痛快。「Sky's the Limit」は懐かしいDJ Clark KentがBobby Caldwell 「My Flame」使い、これがまた情感溢れる広大で清涼感溢れる美曲で、112の繊細なハーモニーがまた胸を締め付けるR&Bライクな一曲(最高)。Deric "D-Dot" AngelettieとSean "Puffy" Combs製作の「The World Is Filled...」ではToo ShortにPuff Daddy、それにCarl Thomasが歌フックで参加しています。Biggieに何度もしつこく掛かってくる脅迫電話で始まる「My Downfall」、ドロッと不穏なダークビートは聴いていて恐ろしくなります、客演にRun DMCよりDMCが参加しています。そして驚いたのがあのWu-Tang Clanの頭脳RZAが楽曲提供した「Long Kiss Goodnight」、いかにもWu-Tang調なおどろおどろしくもシンプルなループの緊迫曲は素晴らしい、Biggieの眉間に皺寄せ淡々と吐き出すラップがグサッと胸に突き刺さります。最後を締め括る「You're Nobody(Til Something Kills You)」はSean "Puffy" CombsとStevie J.が共同制作、少しエコーのかかったフロウ、フックで軽く歌うBiggie、渋さ満点で御座います。

Hip Hopを愛する人ならば絶対に聴かなくてはならない一枚、クラシックで御座います(殿堂)。Biggieのこの曇った野太い声がすごく好き、個人的には前作『Ready To Die』の方がかなり好きですが(本作は良い意味でも悪い意味でも“Bad Boyサウンド”過ぎる面もある)、これもいまだに聴いているHip Hopアルバムです。あらためてNotorious B.I.G.の御冥福を、心よりお祈り申し上げます(安眠)。
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