RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
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血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
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DMX「Redemption Of The Beast」
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Rap界の永遠の狂犬であり番犬、DMXの通算八作目(?)となる『Redemption Of The Beast』を御紹介。やはり自分のような三十路世代には最強に近いMCなのがこの、Dark Man XことDMX。Swizz Beatz率いるRuff Rhydersの看板MCとして数々の大ヒットを飛ばしました。Swizz Beatzこそまだ現役感がギリギリありますが、それ以外のRuff Rhydersの面々は見なくなってしまいました(悲)。DMXも宗教に目覚めたり紆余曲折ありながら、こうして届いたアルバムも復活作である前作『Undisputed』からおよそ二年後の2014年。しかもこのアルバムはどうも正規リリースではないみたいで、DMXの公式なアルバムかどうかも謎。しかしそこは永遠のアイドルDMXなので、買うしかありませんでした(一択)。
それではもう錆びついている感想を恥ずかしげもなく書くと・・・・・・まずは本作のブックレットにはクレジットの詳細が無く、その辺りはWikipediaを参考に書かせて頂いております。まずはDivine Barsなる人物が制作した「Spit That Shit」で華々しくも荒々しくスタート、もうこれが当時のRuff Rhydersを彷彿とさせるエッヂの効いたシンセのうようよビヨビヨ跳ねなバウンスチューンで僕はアゲアゲ(死語)。単純に平たく研磨した電子音を二枚刃仕立てでビートと共に繰り出すシンプルさながら、そこはDMXの全てを破る咆哮ラップで痛快に突き抜ける戦法でグッド。続く「Built Like A Bitch」はやはり瓦礫チックに荒廃させた電子音が鋭く突き刺さる中で、DMXの咆哮がジグザグに反響するのが頼もしい。Divine Bars制作の「On And On」は稲光のように鋭く響くエレキギターの音色と乾いたビートのみのシンプル構築ながら、そんなギターの通電によってDMXの金属より硬いラップがギラギラと鈍く輝くのが格好良く、低く唸る地鳴りのようなフックも鼓膜を捻じ伏せる静かな剛力があって素晴らしい。続く「Get Up And Try Again」もDivine Bars制作でギター弦が燻っては散るちょっぴりブルージーさも滲むミッドで、なかなかの曲線を終始描くなだらかなトラックは情感もあり、フックでの歌うようなフロウも健在でDMXの柔軟さを物語る一曲。Elicitなる人物が制作した「Solid」では、Busta Rhymesが率いたFlipmode Squadの手練れだったRampageが客演参加(懐)。ピコピコと跳ねるキメ細かい微粒電子音にスチール製の尖ったビートがザックザックと刺さるトラックが90年代なテイストですし、その中でDMXとRampageという頑丈MCがマイクを回す為に聴き手は耐震ゼロ。ド派手なホーンが飛び散りピアノ鍵盤が角張って流れる「I'm Gonna Win」なんかも当時のRuff Rhydersを踏襲した作りで、すべてをぶっ叩き引き千切り噛み回すDMXの獰猛さを楽しむのみなアッパー。もはや痙攣するように震えて昇天しているエレキギターの弦音とぶっといビートのみで進行する「It's A Problem」はKashmirとStan Spitが客演参加、こういうゴシックでエクソシスト的なロックカットなトラックとDMXの相性の良さは神懸かりで震える。本作のハイライトとも言えるのが「It's Goin' Down」で、遠くで鳴って響く雷鳴のような不可思議なあの感触。DMXが雨音のようにしとやかで切ない歌フックを響かせる哀歌で、強さと柔らかさが溶け合ったこのほろ苦さを演出できるのは、たぶん2pacとDMXだけなのでは(比肩)。きめ細かく鍵盤音を散りばめた「Shout It」も歌フックがなかなか効いていて、それでいて言葉を詰め込み弾丸のように吐き出すDMXの迫力も味わえる一曲。星空の下に吹き抜ける冷たい夜風のようにしとやかな「One More Night」なんかは90年代のセクシーなRapチューンをそのまま復刻(興奮)。DMXのゴツいのにスムースなラップの疾走感はまるで、黒く光るアスファルトの上を優雅に駆ける漆黒のランボルギーニのように流麗。そんな90年代のRuff Rhydersっぽいんサウンドの中で、本家本元で盟友のSwizz Beatzが唯一制作した「56 Bars」では、逆にホーンが瞬いて弾けるソウルフルなトラックを準備。盟友Swizz Beatzだからこそ、DMXの電撃のようなラップはこういうサンプルングっぽいソウルフルなトラックでも映える事を顕示したかったのは(憶測)。それを図ってかこれまた旧友であるDame Greeseもブレイクビーツを爆発させたオールドスクールなアッパー「Where You Been」で応戦、しかも客演にはFreewayが参戦という鉄壁布陣。単純明快なトラックに乗せてDMXの電撃とFreewayの火薬が反応し発破、二人揃って百万馬力の圧倒的パワーで痛快に突破。女性シンガーのJannyceが客演参加した「Right Or Wrong」ではアラームの様に鳴り響くシンセとストリングスのように斬れ味鋭いシンセの交錯と、全盛期のRockwilderを思わせるサウンドが最高にホット(死語)で、イケイケな女性と絡んでラップするという構図も90年代仕様な気がして嬉しい。再びDame Greeseが制作した「Gonna Get Mine」は完璧ロックチューンなアッパーで、鋼鉄の箱の中でバリバリと放電しぶつかり反響するようなDMXの正に電撃のラップが味わえる一曲で最高(痺)。最後は再びJannyceが客演参加した「Love That Bitch」で〆、やっぱりこういう哀愁も漂うシンセ曲って90年代の遺産な気がするし、このブルージーさを吠えて演出できるのはこの先もDMXほどのMCは出ない気がする。

やっぱりDMXは格好良い、一辺倒かもしれないけれど伝家の宝刀で斬れ味は今も健在です。最近のマンブルラップが悪いとは思わないけれど、こういう男臭くてマッチョなラップはやはり惹かれる。宗教的な動きなんかもしているDMXだけど、こうしてラップを聴いたらラッパーとして復活してほしい思いがムクムクと大きくなりますね。Swizz Beatzと全面的に組むか、それか自分はDJ Premierとかとがっつり組んだらもっと違う魅力を出せる気がします。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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