RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Alicia Keys「Here」
20161122-aliciakeys_full.jpg

気品溢れる美しき歌姫、Alicia Keysの通算六作目となる『Here』を御紹介。Swizz Beatzとの電撃結婚から早九年、もっと早くに別離するかなとか心配もしたのですが、二人は子供達と共により絆を強固なものにしているみたいですね。近年のAlicia Keysといえばやはりノーメイクで過ごしているのが大きい、これだけのスターでここまで完璧スッピンな女性も皆無というレベル。僕は単純にメイクをした女性の顔が大好きなので、出来ればばっちりメイクしたAlicia Keysも見たいのだけれど、Alicia Keysの正直な気持ちに生きる為のノーメイク主義は応援しています。そしてすっぴんであろうこのジャケットでのAlicia Keysの美しさ、やはり彼女が端整な顔立ちであることを証明してくれていますね。
それでは今更ながら内容について触れさせて・・・・・・まずはAlicia KeysとSwizz Beatz夫妻に加え、Mark Batsonで構成されるThe Il'lminariesが制作した「The Gospel」で幕開け。Alicia Keysらしいストリート感のある荒涼とした打ビート(このビートの硬質さはSwizz Beatzらしい強度)と、それに煽られて舞う土埃のような鍵盤音がクール。Alicia Keysの少しくハスキーなヴォーカルが乱反射して滑走するのもグッドで、それこそAlicia Keys節なゴスペルが炸裂。どろりとしてドリップした様に響く低めの鍵盤音に骨太なHip Hopビートが重なる「Pawn It All」、制作は同じくThe Il'lminariesが担当。シンプルなループで進行しつつAlicia Keysの低音の効いたビターなヴォーカルがじわじわトラックと共に焙煎されてゆくのが芳醇で素敵。からりと乾いたアコースティックギターの爪弾きが小気味良く響く、カントリーテイストも光るドライでブルージーなミッド「Kill Your Mama」。制作はAlicia Keys(ソングライトにはEmili Sande)が担当しており、これも本当に素朴な進行だからこそAlicia Keysの褐色で艶やかなヴォーカルが弾ける一曲で素晴らしい。弦が軋んで高音を弾くのに呼応して、Alicia Keysの歌声も光を絞るように細く強く鼓膜を穿つのがグッド。それこそ朝靄に包まれて青白く煙ったようにして輝くN.Y.の大都会を思わせる感触のシティミッド「She Don't Really Care」、制作はAlicia KeysにSwizz Beatz、Tyron "Musicman Ty" Johnsonが共同制作。ナチュラルなトラックのAlicia Keysも良いけれど、A Tribe Called Quest「Bonita Applebum」をネタ使いしたこういう都会チックでキュービックなサウンドに囲まれ反響するヴォーカルが格好良い(痺)。と思いきやそのままThe Il'lminaries制作で、Nas「One Love」をネタ使いした「1 Luv」の流れが最高で、喧騒が夜景に溶けて熱を失ってゆくような青白さが、Alicia Keysの凛々しさにたまらずフィット。またまたThe Il'lminariesが制作の「Illusion Of Bliss」はAlicia Keysの咆哮が神々しく響き渡る直球ブルースで、ゆっくりじっくり燃え尽き灰になるようなダウナーなテンポ、思わず鼓膜が縺れるようなモーション。The Il'lminaries制作の「Blended Family」では家族の多様性を歌い上げ、心なしかほろ苦さの奥にこそ感じる甘みを感じて、こういう愛に満ち満ちてビターさを際立たせるAlicia Keysの焦がしキャラメルのようなヴォーカルが一際美しい。それもこのメンツがサンプリングネタにEdie Brickell & New Bohemians「What I Am」を選ぶ事で、曲全体にどこかブレンド感を滲ませる妙技のおかげ。そして本作唯一の客演であるA$AP Rockyもいつもの御洒落でイケイケな雰囲気でなく、洗いざらしのように清々しく優しいラップを聴かせていて素敵。「Work On It」は聴いてすぐと分かるPharrell Williams制作、彼らしいプラスチック玩具のようなシンセが合唱するように共振するキュートな一曲。「Girl Can't Be Herself」はまたまたThe Il'lminariesが制作を担当、案外こういうトロピカルなサウンドも好んでいるAlicia Keysが(いやSwizz Beatzの差し金か)、雨上がりに架かった虹のように潤んだ温もりと眩さを思わせる歌声を響かせます。ハンドクラップを背景に木漏れ日のような温かさが弾ける「More Than We Know」、飾り気のない王道ソウルという感じで心地良さは抜群。The Il'lminariesが制作を担当した「Where Do We Begin Now」もやはり、鍵盤音と膨れては弾けるビートの混じり方がなんだか歪だけど、でもすごく科学的で整列もしていて、その中で囁きながら綻んで咲くAlicia Keysのヴォーカルが現代アートのように美しい(溜息)。「Holly War」はあのCarlo "Illangelo" Montagneseが制作しており、ここまで薄氷のように白く透けたAlicia Keysのヴォーカルは聴いたことがなく新鮮で、そしてその歌声の切っ先は清冽で眩い。Jimmy NapesとAlicia Keysが共同制作した「Hallelujah」も黒さは無いけれど、立ち上がっては倒れまた空を掴むような抑揚がドラマチック。再びCarlo "Illangelo" Montagneseが制作の「In Common」も素晴らしい仕上がりで、トロピカルサウンドを澄み切った深層水でキンキンに冷やしたような水溶性なトラックと、ビートにぶつかって弾けて滴るヴォーカルも艶っぽく綺麗。

よくよく聴けば想像以上に濃いHip Hopアルバムだなと驚き、Swizz Beatzの関与が巧く作用している気がします。Alicia Keysがあまりに正統派で凛々し過ぎるため、あまり突飛に遊び過ぎると似合わなく感じてしまう欠点(?)もあるので、程よくビートを散りばめてAlicia Keysらしいタフさが光った一枚になっています。ノーメイクナチュラルなAlicia Keysが歌い上げるに相応しい、なんだか天然無添加なオーガニックアルバムで美味でした。







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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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