RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

11 2019
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

ブログランキング
人気ブログランキングへ にほんブログ村 音楽ブログ HIPHOP・ラップへ
にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへ
Q's Tumblr
http://rocqueen.tumblr.com/
Twitter
ブログ内検索
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
310位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
59位
アクセスランキングを見る>>
訪問者数
現在の閲覧者数
Coming Soon
QRコード
暇潰しに携帯でどうぞ
QR
Category: 男性Hip Hop  Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

Lupe Fiasco「Drogas Light」
lupe-fiasco-wild-child.jpg

あのJay-Zに認められデビュー時にも異例のバックアップを受けた中堅、Lupe Fiascoの通算六作目となる『Drogas Light』を御紹介。とても素晴らしかった(その年の年間ランキングでも第七位に選出)前作『Tetsuo & Youth』を最後に揉めていたメジャーレーベル“Atlantic Records”から離脱、インディとなって初のアルバムとなるのが本作『Drogas Light』で御座います。『DROGAS』と『DROGAS Light』と『SKULLS』の三部作を発表すると宣言していたんですが結局は実現ならず、その後も引退宣言をして撤回するなどして、なんだかんだで世間を騒がせるLupe Fiasco。いつもそうしてウダウダしながらも、こうして無事に作品をドロップするから面白い(笑)。
それではザックリとですけれど感想を書かせて下さい・・・・・・まずはSoundtrakkが制作を担当した「Dopamine Lit (Intro)」でスタート、神経物質が光の速さで伝わり感覚を刺激するように音色が波を打ち走り、Lupe Fiascoの閃光のようなラップがバチバチと瞬くのも眩くてビリビリ刺激的。続くS-X制作の「NGL」では、客演に元レーベルメイトであるTy Dolla $ignが客演参加。力強く打つビートはまるで朝日の昇る音のようで、Lupe Fiascoのラップは朝露を払いのけ乾かすほどの朝陽の烈日、そこに漂うTy Dolla $ignの歌フックはまるで朝焼けのように鮮やかにそれらを溶かしまろやかにさせます。いったん光を消し去り鼓膜が眩む感覚に陥る漆黒ダウナーな「Promise」、制作はSoundtrakkが担当。そんな深い漆黒の中でもLupe Fiascoの閃光の如きラップは強烈で、ゆっくりと光が漏れるようにしてトラックを濃淡を変化させて幻惑に誘います。乾いた天空に向かってバンバン撃ち放つ銃声をビートに敷いた「Made In The USA」はStreetrunnerが制作を担当、ザクザクとエッヂの立ったLupe Fiascoの攻撃的なラップに、客演のBianca Singsの可愛くもロックな歌声が響くハードコアな一曲。シンプルながらもガブガブした捕食ビートが蠢き踊るのが、かなり癖になる肉食アッパー「Jump」は最高のキラーチューン。制作はSoundtrakkが担当しており、サンプリングにはGigi D'Agostino「Bla Bla Bla」を使用。その捕食ビートを的確に急所にぶっ刺し仕留めるようなLupe Fiascoのギザギザに尖った閃光ラップが最高にホットだし、客演参加の女性MCのGizzleも超絶クールで冷たく鋭くてグッド。Bsides制作の「City Of The Year」はRondoが客演参加しており、これはコンクリートに包まれた都会の夜に溶ける青い光のようなひんやりしたトラックに、Lupe Fiascoのネオンライトのようにねっとりと浮かび上がって輝くラップが妖しく美しい。Simon Sayzが制作&客演参加した「High (Interlude)」は早回しの歌フックがとにかく鮮烈で眩く、夜空のような艶っぽいトラックにLupe Fiascoの光芒ラップが帚星のように駆け抜けるのが流麗。Floss & Fameが制作した「Tranquillo」ではRick RossとBig K.R.I.T.とド渋い面子が客演参加、これもやはり冷たい青をすーっと溶かしたような夜景のようなトラックに、それぞれのMCが煌々と輝く大きな星を瞬かせて、大きな星座を輝かせる壮大ソウルフルな一曲で素晴らしい(鳥肌)。音色のひとつひとつを美しい油膜が覆うオイリーな美曲「Kill」はD'mileが制作を担当し、客演にはTy Dolla $ignとVictoria Monetが揃って参加。オリーブオイルのようにトロリトロリと揺蕩うTy Dolla Signのヴォーカルに、火花散らすようなLupe Fiascoのラップが触れ着火し(無論オリーブオイルで発火は出来ないけれど)煌々とまろやかに燃え上がるのが美しい。その光に照らされてゆらゆらと煌めき反射するVictoria Monetの艶っぽい歌声も最高で、ただただこの光の粘度の中で溺れていたい(夢想)。地層の奥深くで静かに流れる澄んだ深層水のような音色が滴る「Law」はFloss & Fameが制作を担当、潤んだトラックに光を射しキラキラ反射させるLupe Fiascoのラップと、客演のSimon Sayzの清冽なヴォーカルもキリリと冷たくて美味。Ishiが制作を担当した「Pick Up The Phone」はアコースティックギターの音色も奏でる晴れやかなポップチューンで、こういう軽妙にして燦々と眩いトラックならば光を蹴って滑るスケーターのLupe Fiascoは独壇場。Simon SayzとBsidesが共同制作した直球四つ打ちなディスコブギーなアッパー「It's Not Design」も単純に痛快で愉しく、こうなればLupe Fiascoはライムを丸く固めてミラーボールに昇華しキラキラと旋回する器用さ。Jake TorreyとSimon Sayzが共同制作した「Wild Child」は昔の懐かしいポップチューンみたいなトラックが格好良く、軽やかに踊るLupe Fiascoのラップもクール。最後を飾るのはSoundtrakkが制作した「More Than My Heart」で、客演はRxmnとSalimが参加。これがなんともエレガントにしてラグジュアリーな滑らか美曲でして、ヴェルヴェットのようにフカフカとして豪奢で高貴なトラックに、Lupe Fiascoのラップが光沢コーティングをしてより美しく仕立てているドレッシーな一曲。

まるでどこかの卵のロゴみたいな、“光”のみ描かれたアルバムジャケットはあまり好きにはなれないけれど、しかし如何なる時もこのLupe Fiascoは光を纏ったMCだなと実感。Lupe Fiascoの吐き出す言葉が聖なる光の剣となって、闇を切り裂き照らし出す様を鼓膜で感じることのできる、光の騎士の聖戦のような絵巻物アルバムで素晴らしい。いつだったか闇と対峙したLupe Fiascoは、僕の中では光の騎士なのです。レーベルとの諍いによる暗い話題に尽きた『Lasers』にあっても、やはりLupe Fiascoはその闇を切り裂いていたし、そういう意味ではやっと光を手に入れてこれからもっと真価を発揮するかもですね。






スポンサーサイト



テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

Comments

Leave a Comment