RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Big Sean「I Decided.」
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気難しい(?)Kanye Westにも認められたDetroit出身の急成長MC、Big Seanの通算四作目となる『I Decided.』を御紹介。これまで『Finally Famous』『Hall Of Fame』と立て続けに出していたんですが、僕の中では全く引っ掛からずに正直聴き流していたのがBig Sean。その評価を一気に180度変えさせられたのが3rdとなる『Dark Sky Paradise』で、ルックスと違わずに壮絶クールな仕上がりでその年の第三位に選出した程の個人的大逆転劇に脱帽でした。その3rdからおよそ二年ぶりとなる本作はやはり楽しみになっている自分がいましたし、Big Sean本人曰くあのAndre 3000に聴かせると“ひとつのラインも無駄にしていない”と褒められたと言うから俄然期待しちゃいます。
という訳で全体をじっくり聴いてみての感想を・・・・・・まず本作のExecutive ProducerにはBig SeanとKanye Westが名を連ね、Kanye West制作の楽曲こそ無いもののかなりの影響を受けているとBig Seanは話しています。まずはAmaire JohnsonとBig Seanが共同制作した「Light」は、サンプリングにEddie Kendricks「Intimate Friends」を使用した夜露のようなしっとりメロウ。ぼんやりと浮かぶ薄い月明かりのように、妖しくもしとやかに射し込む静寂トラックが綺麗。Big Seanのポツポツと呟くようなラップは長雨のようで、客演のJeremihの甘ったるい歌声はそれに揺れる草木のよう。Hitmaka(Yung Berg)とMetro Boominが共同制作した「Bounce Back」は酸があちこち溶かすように虫食う齲蝕トラックに、Big Seanの速度や発音の緻密で端正なラップがプログラミングされた様に繰り出されて、美しく整列した異様なバウンスを生み出しています(独特)。WondaGurl制作の「No Favors」では、同郷DetroitよりまさかのEminemが客演参加、静かに揺らめく水中にゆっくりと宝石が沈んでゆくような煌めきトラックに、流線形なのにキリリとしたBig Seanのラップと、Renegade常習犯のEminemが殺人ウイルスみたいなラップを蔓延させるのがやはり肝。暗闇の中で光を培養するように、ウジウジとサウンドが波立つのが鼓膜をゾワゾワさせる「Jump Out Window」はKey WaneとHey DJ Camperが共同で制作。少しずつ培養した光はBig Seanのネオンのようなラップと反応し、なんともいえない摩訶不思議な発光をして聴き手を幻惑してくれます(恍惚)。808 Mafiaが制作を担当した「Moves」は、仄暗い水の底から砂金を掬うように、キラキラとしてキメ細かなBig Seanのラップが品良くさらさらと輝くのがたまらなく美しいし中毒性も抜群(虜)。Amaire Johnsonが制作し恋人であるJhene Aikoが客演参加した、二人のTwenty88名義の「Same Time Pt. 1」は、真っ暗な浴室でピチャピチャと滴る雫の音色をエコーさせたようなトラックの中で、二人のクールでウェットなヴォーカルが官能的に絡み合うのがグッド。ドボドボと濁水を注ぎ込むような暗澹としたトラックの中で、Big Seanのラップの浄化作用で濁った部分と透明な部分がマーブ模様を彩る、DJ Mustard制作の「Owe Me」も病み付き度高い。「Halfway Off The Balcony」はAmaire Johnson制作で、妖しく歪んだ色で明るさを滲ませる明け方の夜空みたいなトラックで、Big Seanのカフェインみたくキリリと苦味のあるラップが輪郭を覚醒させるのが心地良い。「Voices in My Head / Stick To The Plan」はDJ DahiとMetro Boominが共同制作しており、どこか歪な美しさがたまらない深海魚チューンでやはり耳に残るのは確か。Amaire Johnsonが制作したメロウ「Sunday Morning Jetpack」では、客演に僕の大好物のThe-Dreamが参加。Big SeanとThe-Dreamのヴォーカルの溶け合いはまるで、夜空と朝焼けがほつれてゆくのを眺めるような美しさ。夜の静けさに胸の鼓動が浸透して甘い耳鳴りがするような、そんな甘美はメロウチューンで間違いなく本作のハイライト(昇天)。言葉を紙のように薄く研いで、ペラペラと捲り飛ばすようなBig Seanのラップがなんだかサクサクと鼓膜に刺さる「Inspire Me」。Detailが制作したトラックも黒薔薇のような色味でフローラルで芳しく、花弁を舞わせたようなBig Seanのラップの花吹雪でなんだかとてもエレガントで絢爛。Metro Boominが再び制作を担当した「Sacrifices」では17年を代表するMC三羽烏、Migosを客演に迎えて言葉の弾丸をバツバツと撃ちまくるのが痛快。最後を飾る「Bigger Than Me」は、客演にFlint Chozen ChoirとStarrahが参加。制作はRobGotBeatsとAmaire Johnsonが共同で担当しており、サンプリングにはSteve Jeffries, Tommy Blaize and Juliet Roberts「Get the Feelin'」を使用。真夜中と静寂と明け方の層のコントラストが描き出す紫やオレンジの混ざった鮮やかな一曲で素晴らしい。

うーーーん、結局はやっぱりBig Seanが男前だからこそ、このダークなサウンドも凛々しく端正に聴こえてしまう魔法が本作も発動しております(惚)。最初はスマートがゆえにあまり個性の無いように感じていたけれど、ここまでダウナーなトラックの中で御洒落に格好良く聴かせられるのは大したものです。ただBig Seanはラップのアクセルも自在で疾走感あるアッパーな曲もバッチリなので、そろそろそういう曲も聴きたいかも。最後に注文つけたけれどとにかくカッコイイ、Big Seanイコールスタイリッシュを公式化してしまいました。












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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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