RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Lil Yachty「Teenage Emotions」
yachtyteenage.jpg

Atlanta出身の21歳の新世代MC、Lil Yachtyの記念すべきデビューアルバム『Teenage Emotions』を御紹介。Lil Yachtyといえばやはり登竜門“XXL Freshman Class”で2016年に選出された若きMC、そのビーズを編み込んだ赤髪とファッションでも人気と注目をかっ攫った感が強いです。実際にファッション界でも注目を浴びており、Kanye West主催の“Yeezy Season 3”ではモデルを務め、自身が好んで着続けていたスポーツウェアブランド"Nautica”のクリエイティブディレクターにも就任し、コラボコレクションのリリースを発表するなど大忙し。その反面、熱心なRapファンから“Lil Yachtyはラッパーじゃない”などの批判を食らうなど、とにかく話題に事欠かない若者です。しかしそんなのもどこ吹く風といったLil Yachty、デビューアルバムとなる本作『Teenage Emotions』のジャケットでは様々な人種やマイノリティと共に笑顔で写る、とてもピースフルな写真が微笑ましいです。
とまあこんな感じで感想に移りたいと思いますね・・・・・・まずはD33Jが制作を担当した「Like A Star」で幕開け、もうここからしてLil Yachty世界が緩やかに爆発します。誰もいない真夜中の遊園地にそっと忍び込んで、メリーゴーランドだけ明々と点けて動かしたようなメルヘンなトラックが柔らか。Lil Yachtyのヘロヘロと高低を変えながら巡るヴォーカルもまるで回転木馬、光の筋を残しながら流れてゆくのが幻想的。一転してなかなかハードな荒く削り尖らせたラップをゴツゴツした感触で聴かせる「DN Freestyle」はDigital Nasが制作、トラック自体もシンプルでキリキリと金属的な音色が谺しビートが弾けるという作りに、Lil Yachtyのマーブル模様に渦巻くラップが催眠効果を伴い聴き手を魅了する一曲。今のトレンドを作り上げた客演のMigosと共に、俗にいう三連符でラップを繰り出す「Peek A Boo」はRicky Racksが制作。耳鳴りのように遠くで膨張と収縮を繰り返すアメーバみたいなトラックはやはりシンプルで、だからこそMigosプラスLil Yatchyのマイクバトンの淡々としたリズムを楽しめる一曲。多面的な光の構築で彩られたステンドグラスみたいなトラック「Dirty Mouth」は30rocが制作を担当、シンプルにラップを吐き出し繰り出すLil Yachtyもなかなかクールでカッコイイ。ヘリウムガスを入れたカラフルな無数のカラフルな風船がふわふわと飛んでゆくように、軽やかエアリーなLil Yatchyのラップが響いては消える「Harley」はK Swishaが制作を担当し、このなんともいえないアホウドリの鳴く様にラップするLil Yachtyが愛し易い(笑)。まるで金平糖のように粒々して綺麗なメロディーとビートがやはり甘くて美味な「All Around Me」、制作はLex Lugerが担当しております。トラックとホイップクリームのようなLil Yachtyのモコモコしたラップがなんとも甘ったるくも、客演にはKamaiyahとYGを揃えていることでただただ甘いのではなく、きっちりほろ苦さもあったりと巧い。どこまでもふわふわとしてドリーミーなLil Yatchyの綿飴のようなラップが漂うのに、鼓膜を委ねてフワフワして弾むのみの「Say My Name」はBL$$DとReefer Alstonが共同制作、こういう可愛いトラックでもポップで甘美に着こなすLil Yachtyの面白さ。メープルシロップみたいにとろっと甘く、黄金色に輝くラップで鼓膜をコーティングするLil Yatchyに鼓膜が虫歯になってしまいそうなメルヘンメロウ「All You Had To Say」はEarlが制作。夕暮れに染まる海を小さなボートを漕いで進むような夕涼みトロピカルミッド「Better」、制作はThe Stereotypesで客演にはSteflon Donが参加。こういう海辺で揺蕩うようなトラックでもLil Yatchyの魅力は爆発していて、なんだか波音のような揺らぎを施した彼のヴォーカルがすべてを泳がせて洗い流します。Diploが制作&客演参加の「Forever Young」は、Lil Yachtyのラップが速度と音程をを変幻自在に操り、まるで白い水飛沫を上げて反射し輝く波打ち際のような美しさが弾けるのも良いし、トラックも長閑にレイドバックして水面のように揺れるのが心地いいのです。たっぷりと蜂蜜をかけたようにトロトロと甘く輝く金色のミッド「Lady In Yellow」、WondaGurlが制作したこの曲は本作中でも最も僕のお気に入り(悶絶)。これはLil Yatchyの色気が楽しめる艶美なハニー曲で、そんな蜂蜜みたいな音色の中にどっぷりとそのキャラメルみたいなフロウを漬けてより甘美にし、鼓膜の髄まで甘く溶かしジャムにします(骨抜)。Mitus制作の「Moments In Time」も甘い耳溶けの極上スロウジャムで、まるでメレンゲのように泡立てたようなLil Yatchyのヴォーカルがふわふわと舞うのがとびきりスウィートで美味。ザラメ砂糖のようなジャリジャリして甘い粒ビートが散らばってナイス食感を生み出している「Otha Shit (Interlude)」、こういうちょっと角のあるトラックでもLil Yachtyはいい塩梅でビターなテイストを足し格好良くキメるから憎い。氷結系のクールな透明トラックの中でLil Yachtyがエッヂーなシャーベット状のラップを滑らせ斬ってくる「X Men」は、Pierre Bourneが制作でEvander Griiimが客演参加。ぽっかり空いた穴隙間を埋めるように、暗闇の中で柔らかに光やメロディがぼんやりと瞬くのが幻想的な「Bring It Back」はFree Schoolが制作で、Michael Jacksonみたく吐息をビートにしつつ光を吐くLil Yachtyのミュータント感がグッド。The Good Perryが制作を担当した「Running With A Ghost」では、客演にGraceを迎えているのがちょっと驚き。キュービックな電子音がゴロゴロと転がる様なトラックに、ゼリーのようにプルプルしたLil Yachtyのラップと、Graceの滑らかで艶麗なヴォーカルがきらりと光るのが素敵。ILoveUPeterなる人物が制作した「FKI (Know Now)」はまたもや真夜中の煌めく遊園地へ迷い込むようなトラックで、Lil Yachtyが綿飴チックなラップを響かせるのがなんともドリーミーで毒々しい。K Swishaが制作を担当した「Priorities」もどこかファニーで可愛く、まるでぬいぐるみのような縫い目のある言葉を紡ぐLil Yachtyのラップがキュート。本作中最も芸術的な美しさを誇るのが、Mitusが制作した美しき悪夢のようなダウナー「No More」で、煌びやかな星屑を飴玉のようにポリポリと貪るようにして食べ、じんわりと暗闇を作ってゆくようなLil Yachtyの無邪気なラップがなんだか美しい。続くFree SchoolとR!Oが共同制作した「Made Of Glass」ではまたまた回転木馬に跨がり、そのまま星空へと駆け上がって綿飴みたいな白雲の中で戯れるような感触がなんとも幻想的。最後はTrapMoneyBenny制作で、客演にSonyae Eliseが参加したママ讃歌「Momma (Outro)」で、エフェクトを施したことでまるで涙を浮かべ滲んだようにヴォーカルが響き、とても優しく感動的に幕切れします。

なんだろうか、こののほほんとした空気感(笑)。それこそ“Lil YatchyはHip Hopじゃない、ラッパーじゃない”論争みたいなのもありましたが、そんなのは当のLil Yatchyもそもそも気にしていないだろうし、それはこのアルバムの自由度から考えても明らか。枠に囚われずに無邪気にはみ出して色を塗るような、そんなLil Yatchyの遊び心にしてやられた感じ(衝撃)。僕の中でこんなにLil Yatchyが再生回数を伸ばすと思ってなかったので驚き、このピュアな奔放さは21歳と若い今現在のLil Yatchyでないと出せないカラーかもと思うと、とても重要なデビューアルバムかもしれません。何度か書いたけれど、真夜中の寂しげな遊園地に、ほっと少しずつ明かりが灯って遊具が動き出すようなメルヘンさを感じました。










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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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