RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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David Banner「The God Box」
david-banner-the-god-box-album.jpg

優れたProducerでありラッパーであり、俳優や市民活動家としても活躍する、David Bannerの通算六作目となる『The God Box』を御紹介。Mississippi州出身のDavid Bannerは主にラップしながら、南部のアーティストに重宝されたくさんの楽曲を提供している賢人。僕もソロ作品は1st以外は全て持っていて聴いているんですが、David Bannerにどハマりしたのはやはり、9th Wonderとタッグを組んだ力作『Death Of A Pop Star』でがっつり好きになってしまいまして。それからというのもDavid Bannerにハマって過去作を聴き返してみたりして、ずーっと長く彼の新作を待っていたんです。その『Death Of A Pop Star』から数えて約7年ぶりとなる本作、David BannerのInstagramとか見ていると、何やらいろんなグッズの入った豪華ボックス仕様のものもあるみたいでそれが欲しかった。
それではザックリとにはなりますが感想を書きましょうね・・・・・・まずは火花が散るほどに激しく尖ったドラムビートが炸裂するアッパー「Magnolia」、制作はChris "THX" Goodmanが担当。火薬で発破したようなトラックの推進力に乗ってDavid Bannerが轟々とラップを響かせ、化鳥のようなCeeLo Greenが歌フックとGlockapellaラップまで聴かせ、終盤ではそれらを鎮火させるようにウォータリーなRaheem DeVaughnのヴォーカルが響くという贅沢仕様。続く「My Uzi」はDavid Bannerが制作で、客演には相性抜群のBig K.R.I.T.が参加。これはもう完璧な南部マナーな泥濘重厚トラックで、その中を泥を撥ねさせてしまうビートに呼応して、David BannerとBig K.R.I.T.が歯切れのいいマッスルラップを絡ませて肉弾戦を繰り広げるのが痛快。再びChris "THX" Goodmanが制作を担当した「Who Want It」ではBlack ThoughtとWatchTheDuckが揃って客演参加、これも砂塵巻き上げるハリケーンのようなドラムの乱打の中で、三者三様のぶん殴るような豪快なアップがブンブンと空を切るのが渋く爽快。飛蚊のような羽音シンセがブンブンと五月蝿い(けれどカッコイイ)「Elvis」はSwiff Dが制作、David Bannerは筋肉質ながらもバキバキ動いて、こういうビートで微塵切りしたようなトラックも器用に調理するから面白い。「Amy」はDavid Bannerが制作を担当したどこかアジアンテイストな弦音が乾いて鳴る一曲で、そんな弦音をもぺしゃんこにするDavid Bannerの重量級のスクラップラップが最高にホット。Frest Factoryが制作を担当した「August」は、広大な銀河を逆さになって遊泳するようなサイケデリックなトラック中で、じわじわとDavid Bannerが幻覚作用を起こしそうなカメレオン模様のラップを変色させ繰り出す一曲。「Cleopatra Jones」はDavid Bannerが制作を担当しており、ギラギラとした輝きを放つシンセの瞬きがドぎつい燃えるようなオーロラ夜空みたく、David Bannerのどこか鉄鋼サイボーグみたいに角張ったラップも面白い。David Banner制作(BassにはDebra Killingsが参加!)した「Marry Me」では、Rudy Currenceが客演(Co制作も彼)で参加。まるで秋風のように少し寂しげで淡い色彩を揺らすアコースティックなバラードは繊細で、木枯らしのように心の隙間をくすぐるRudy Currenceのヴォーカルも、David Bannerの言葉がはらはらと落ちて散るようなラップ&フロウもなんとも儚げで美しい(溜息)。同じくDavid Bannerが制作し、客演にDevon Lewowが参加した「Judy Blare」は酸素たっぷりな鮮烈さが突き抜けた爽快ロックテイストで、ガミガミと噛み付くDavid Bannerの怪獣みたいなラップが案外ファニーでグッド。Kap GにWatchTheDuck、Tim Wise、Kenya Joriと大所帯でマイクを回す「Traffic On Mars」は、有刺鉄線のようにギザギザに張り巡らされたエレキギターの音色がエッヂーな一曲。8x8にD.O.、Speaks、Tyshane & Street Symphonyが共同制作した「Black Fist」では、客演のTITO LOと共に冷たい空気の張りつめる殺伐したダークトラックの中で、暗躍するDavid Bannerの破壊力抜群な拳骨ラップが凶器でカッコイイ。DJ Khalilが制作を担当した「AK」では、客演にRaheem DeVaughnとBig Rudeが揃って参加。これなんかはどこかOutKast的に宇宙が広がる神秘的な星屑トラックで、鉱石的な硬い輝きを放つDavid Bannerがビッグバンを起こしあちこちで弾けて、その後に星空のようにキラキラと瞬くRaheem DeVaughnのヴォーカルがたまりません。本作中で最も好きなのがDavid Banner制作の「Burning Thumbs」で、フルーティとも形容できる果汁滴りがちなアコースティックギターの弦音が甘美で、甘い香りの漂う果樹園のようなトラックも秀逸ですし、その中で転がり戯れるようなDavid Bannerの柔和でキュートな下手ウマな蕾フロウも最高に心地良いのです(夢見心地)。最後を飾るのはChris "THX" Goodmanが制作した「Wizdom Selah (Outro)」で、これもどこか宇宙に通ずるような蒼いトラックが無限に広がるファンクメロウで面白過ぎる。

本作の前哨戦であったMixTape『Before The Box』に収録されていた楽曲もいくつか収録されていましたが、きちんと研磨された状態だったので『The God Box』を購入する意義はあると思います。いかにもDavid Bannerらしい骨太で厳つい泥濘のようなトラックに、筋肉質な剛力ラップがぶつかるこの衝撃、やはりDavid Bannerにしか出せない味わい。なかなか実験的な楽曲も多いし、バラバラといろんなタイプの楽曲がありつつ散漫にはならない、David Bannerお見事といった感じです。




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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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