RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Alicia Keys「Girl On Fire」
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かのSwizz Beatzの奥方となり愛息Egypt君を授かり、もはや最強に近いと言える美人ママ、Alicia Keysの通算五作目となる『Girl On Fire』を御紹介。ジャマイカ人の父とアイルランド系イタリア人の母を持つAlicia Keys、かの名門コロンビア大学に入学するも、音楽に専念するために中退した才女。もはや音楽界でも確固たる地位を築いているし、妻としても美人、母としても美人、もはや最強の女性ですよね(BeyonceかAlicia Keysかといったところ)。そんなAlicia Keysが出産後に制作したアルバムという事で、彼女にとっても分岐点的な作品になるのではないでしょうか。あと本作はジャケットがとても素晴らしい、撮影はVogue誌やNew York Times誌なども担当する写真家Nino Munozによるものだそうです。
という訳で御託を並べ切ったところで内容に触れますと・・・・・・まずはAlicia Keysの物悲しくも麗しいピアノ鍵盤の調べ「De Novo Adagio (Intro)」でしっとり幕開け、芸名に“Keys”と付けた功績は非常に大きいですね。そして雨雫のようにポロポロと零れるピアノ鍵盤の音色が優しく響く「Brand New Me」、制作はAlicia Keys(ソングライトに英国の新女王ともいえるEmeli Sande)。じんわりと仄かに燃える炎のような温かみが、鼓膜に余熱を残すなんとも穏やかなバラード。しかし途中で力強く転調するAlicia Keysのヴォーカルが、鮮やかに燃え上がり素晴らしい抑揚となっています。「When It's All Over」はAlicia KeysとJamie Smihの共同制作(John Legendがソングライト参加)、真夜中の都市光速を走り抜けるような、彩り鮮やかなシティライトが幾つもスーッと身体を過ぎ去ってゆくような流麗さが素敵。最後には愛息Egypt君も参加、息子にデレデレなAlicia Keysがとってもキュート。続く「Listen To Your Heart」は、まさかのRodney "Darkchild" JerkinsとAlicia Keysが制作を担当(ソングライトにはJohn Legend)。もうこれが素晴らしい仕上がりで文句無し、ぼんやりと淡く明滅する電子音の瞬きがとても幻想的。そんな煌めきの中を艶やかな蝶のようなAlicia Keysのひらひらした歌声が舞う、とっても繊細で微熱混じりなドリーミースロウ。好き嫌いが分かれそうな気もする「New Day」は、Dr. DreとSwizz Beatzによる共同制作(ソングライトにAmber "Sevyn" Streeter)、これはもう両者が絡んで仕上がりそうなバチバチな太鼓ビートを軸にしたアグレッシヴな鋼鉄アッパー。あまり取り合わせが良くない気がするも、こういう骨太で荒々しいビートにAlicia Keysの黒豹みたくしなやかで力強く駆ける歌声は似合うし、そんな中にもピアノ鍵盤の高貴で繊細な音色も挟まって優雅も香っている。そして先行シングルとなるNicki Minaj客演の「Girl On Fire (Inferno Version)」は、Alicia KeysにJeff BhaskerにSalaam Remiが共同で制作。余韻を持たして鳴らされるドラムビート、そんな打ビートを縫うピアノ鍵盤の華麗で鮮やかな旋律、暗闇を切り裂き照らす一筋の光明のごときAlicia Keysの真っ直ぐなヴォーカル、すべてがひとつの大きな火柱となって燃え上がる鮮烈なバラード。静けさと迫力がこれほど巧く融合できたのはやはり、Alicia Keysの体の芯から迸らせる艶麗な火炎放射(つまり歌声)の成せる技。Nicki Minajの抑えめで始まる悪魔ラップが入ったこのVer.も良いですね、もっとNicki Minajが邪魔になるかと思っていたのですが(笑)。そして本作のハイライトはやはり、あのMaxwellとの濃密デュエットが実現した「Fire We Make」ですよね。この曲の制作はAlicia KeysとPop & Oakのコンビというのが意外(Electric Guitersで参加しているGary Clark Jr.の非常に功績も大きい)。暗がりでキャンドルの灯りだけを頼りに、汗ばんだ身体を重ね合わせた様な官能的な熱感。微熱はやがてジリジリと身を焦がす程のとろけた炎に、そんなメロディが聴き手を魅了します(昇天)。Alicia KeysとMaxwellの濃厚にネットリ絡み合う吐息(もしくは喘ぎ)みたいなヴォーカル(しかしそこにいやらしさは皆無)、それはただただ悩ましく曲線的で高尚で美しいの一言。再びJeff BhaskerとAlicia Keysが共同制作(ソングライトにBruno Mars)のオールドソウルな「Tears Always Win」、こういうレトロでしんみり沁みるフォーキー調はAlicia Keysの十八番。Alicia Keys制作(ソングライトにEmeli Sande)の「Not Even The King」はピアノ弾き語り曲、この胸の奥底から熱が込み上げるようなハート震わすAlicia Keysの歌声はやっぱり素敵。僕的にお気に入りなのは、Kenny "Babyface" EdmondsとAntonio Dixonが共同制作したアコースティックな温かいラヴバラード「That's When I Knew」の澄み切った純真さ。小川のせせらぎのように清らかで、水面が太陽は反射させて輝くような淡くて優しい色彩のメロディが、ぐんぐんとハートに浸透します(潤)。毎度とAlicia Keysが作品に入れる自身のルーツを誇示するような、南国テイストな熱射チューン「Limitedless」はPop & Oakが共同制作。あのJames "Maley" Hoが制作を担当した(ソングライトにはあのFrank Ocean)「One Thing」はもう絶品中の絶品、Frank Ocean関与らしい脆くてどこか人間臭い詩も素敵。ゆったり柔らかに奏でる弦律の微睡んだ音色は、微笑みながら恋人を見つめる高揚感。愛する人をきゅっと抱き締めるような温かさと切なさ、Alicia Keysのすべてを優しく包み込む女神の抱擁みたいな慈しみ深い歌声に、なんだかじんわり涙が滲む。最後を飾るのはEmeli Sandeも関与した「One Thing」、華麗で穏やかなAlicia Keysの歌声が鍵盤の音色と共にひらひら舞い散る美しい一曲。あとはNicki MinajのVerseを抜いた「Girl On Fire (Main Version)」と、全く趣を変えた「Girl On Fire (Bluelight Version)」の二曲も収録。特に後者はとても秀逸で、真っ赤に燃えていた炎を、そのままブクブクと青い深海に沈めたような不思議な美しさで素晴らしい(溺愛)。ほぼ同じメロディでこれほどまでに感触が変わるのは面白い、炎と水が見事にシンクロして冷たくスッキリした輝きを放つ、とてつもないバラードの完成。

素晴らしい、けれどもごった煮になってる気もする一枚。前作『The Element Of Freedom』より顕著ではあったけれど(もっというと前々作『As I Am』でもじんわり滲んでいた)、Alicia KeysはなにもソウルだとかR&Bという枠組みで音楽をやるつもりはさらさら無いらしい。だからこそアルバム全体を通してのコンセプトというより、とにかくAlicia Keysがやりたくて気持ち良いと感じた楽曲をたっぷり詰め込んだといった感じ。いや、こうやって聞き返すとやはり名盤だった、昨年末はじっくり聴く余裕が無さ過ぎたな(悔)。ただやはりどこか物足りなく感じさせたのは、盟友であるKerry "Krucial" Brothers参加がなかった事にあると思う。次回作ではまたKerry "Krucial" Brothersと組むべきだ、と僕は考えます(そしてSwizz Beatzは控えめに)。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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