RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
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血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
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Lupe Fiasco「Food & Liquor II: The Great American Rap Album Pt. 1」
Lupe-Fiasco-Food-and-Liquor-2-Album-Review_20121229102548.jpeg

Chicago出身でJay-Zにも認められ大型新人として華々しくデビューして早六年、Lupe Fiascoの通算四作目となる『Food & Liquor II: The Great American Rap Album Pt. 1』を御紹介。その実力派Commonに匹敵すると評されるなど、Hip Hop愛好家には根強い人気を誇るも、一時期はメジャーレーベルから自由に作品を出せずに、アルバムリリースの署名運動がファンで行われるなんて一場面もありましたね(懐)。それほどまでに多くのコアなファンを抱えるLupe Fiasco、という訳で紆余曲折で発表された前作『Lasers』からは、およそ一年ぶりの新作という事でかなり短いスパンで仕上がりましたね(安堵)。驚くべきはそのジャケット、Prince『The Black Album』ばり(Princeのこれはもともとブートレッグが出回ったもの)の真っ黒のみなジャケット、中身もすべて真っ黒でクレジットが一切無し、やはりレーベルとの関係は良好とまではいかない様で(心配)。
それではザックリとですが内容を紹介しますと・・・・・・まずはCasey Benjaminを客演に迎えた「Strange Fruition」で幕開け、制作はSoundtrakkが担当。ドスドスと溜めてキックする打ビートとその間をスルスルと滑り抜ける様に流れる優雅なストリングス、少し冷たく棘のあるLupe Fiascoのラップがクールにキマる一曲。1500 or Nothin'が制作を担当した「ITAL (Roses)」はブアッと連続的に眩く瞬くぼやけたシンセの明滅が意識の奥底へと鮮烈に射し込むレーザー曲で、まるで光速で稼働するメカみたいに流線形のLupe Fiascoのラップが心地良い流麗ミッド。Tom Scott with the California Dreamers「Today」のベースとサックスを用いた、Pete Rock & CL Smooth「They Reminisce Over You (T.R.O.Y.)」と同ネタとなる(結果Pete Rockと揉めた)「Around My Way (Freedom Ain't Free)」はSimonsayzとB Sidesの共同制作。ネタ使いの規則云々はProducer達に任せるとして、しかしこのトラックはサンプリングの妙技でとてつもなく格好良くて骨太ながらシック、こういうコアな楽曲でLupe Fiascoが淡々と鋭くラップをかますのは痛快以外の何物でもないですね(痙攣)。「Audubon Ballroom」はFamties & Bullitが制作を担当、これは後期のLupe Fiascoが得意として電光多めなエレクトリック寄りのトラックで、フックでは伸びやかにLupe Fiascoの歌が炸裂する、近未来的なHip Hopでやはり超クール。「B*tch Bad」はThe Audiblesが制作、スムースで甘めのシンセの浮ついたメロディに、彎曲して唸る弾力ある打ビートがインパクト大で、時折と声質を変化させながらラップをポトポト零すLupe Fiascoはやはり技術者だなと実感。Mr. Inkredibleが制作を担当した「Lamborghini Angels」はまるで鉱石がキラキラと輝くトンネルを走り抜けるような眩さと色彩が美しいフローラルなシンセミッドで、Lupe Fiascoの軽やかで華麗なラップが疾走する素晴らしい一曲。1500 or Nothin'が制作した(Co制作にJulian Bunetta)「Put Em Up」もダークでソリッドなメロディの中に、ひらひらと花弁が舞い落ちるような儚く美しいシンセが彩りを添える、ちょっぴり退廃的なムードの一曲。なかなかこってりと濃い味付けのソウルフル声で魅了してくれる常連、Poo Bearが客演の「Heart Donor」はThe Runnersによる制作(Co制作にはPoo Bear)。滑らかでしとやかなストリングスにボコスカと叩く乾いたパーカッション、それを湿らすウェットなPoo Bearの歌フックとLupe Fiascoの芳醇なラップが見事にマッチ(酔痴)。そして僕が本作で最も楽しみにしていたのが、あのBilalが客演をしているクラシカルな神シック曲「How Dare You」ですね(叫)。キラキラと小粒のダイアモンドみたいな鍵盤音が華麗に舞う滑らかシルキーな一曲で、スマートにオシャレに決めるLupe Fiascoの落ち着いたラップは勿論、Bilalお得意の少し咽せるようなまろやかで毒気のあるファルセットがブアっと香り立つ一曲でたまりません(薔薇)。あのPro-Jayが制作というだけでも驚きなのに、Guy Sebastianとの共演というのも驚かされた「Battle Scars」。これはここ最近のBoi-1daっぽいトラックで、Pro-JayとGuy Sebastianのタッグならばもっと上品なソウル曲も出来た筈なのに(悔)。The Runnersが制作の「Brave Heart」は前のめりで無尽に叩き続ける尖ったドラムスビートが勇ましく、Poo Bearの監修を鼓舞し燃やすような劇調な歌フックも見事な演出効果。「From Follows Function」はInfamousが制作を担当し、ナイトメアっぽいダークで沈欝なメロディにねっとりとホーンが絡み付くソウルフルな一曲。Jane $$$が客演参加した「Cold War」はLarrence Dopsonと1500 Or Nothin'が制作、これまたスモーキーで退廃的なメロディに“ああ♪ああ♪ああ♪”と気だるい溜息声フックが絶えずループする激渋い一曲。King Davidが制作の「Unforgivable Youth」はJason Evigianが客演参加、神殿っぽい荘厳で神聖なメロディの鳴りにグイグイ惹き込まれるエコーの効いた壮麗曲。Larrence Dopsonと1500 Or Nothin'が共同制作の「Hood Now (Outro)」は冷たく蒼い宇宙空間を泳ぐような浮遊感あるシンセが妖しく美しい、Lupe Fiascoの澄んで透明なラップも海月みたいで不思議な魅力を放ちます(魅惑)。最後を飾る「Things We Must Do For Others」でやっと、CDケース(盤をはめる方)を外すとクレジットが書かれている事をLupe Fiascoから聞かされるという凝った仕組み。

成る程、確かにこれは『Lupe Fiasco's Food & Liquor』の続編だなと納得しました(延長戦上)。前作では結構エレクトロでロックっぽいノリになっていましたが、本作では結構R&Bっぽい曲やソウルフル路線も多く、僕はやっぱりコッチの方が聴き易かったですね。ここ日本ではあまり話題になっていなかった気がしますが(日本にもLupe Fiascoファンが多いにも関わらず)、本国ではBillboard Top 200でも堂々の第五位を獲得しているみたいです。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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