RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
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血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Kendrick Lamar「good kid, m.A.A.d city [Deluxe Edition]」
kendrick-gcmc_20121223230128.jpeg

California州はあのCompton出身というだけで箔が付く脅威の新人、Kendrick Lamarの待望のメジャーデビューアルバム『good kid, m.A.A.d city』を御紹介。あのN.W.Aを輩出したギャングスタの聖地で生まれたKendrick Lamarは87年生まれ、ちなみにN.W.Aが傑作デビュー盤『Straight Outta Compton』をリリースしたのが88年。Kendrick LamarはXXLの名物企画“10 Freshmen”にも選出され一気に知名度を上げ、彼が所属するBlack Hippyの個々の活躍も目覚ましく、あっという間に業界の最重要人物になりましたよね。そして遂にはDr. Dre率いるAftermath Entertainmentとサインという、伝説の継承っぽいメジャー契約もHip Hop愛好家のハートをくすぐりました(笑)。とにかくHip Hop界からはここ数年、毎年と大型新人が登場するんですが、そんな中でもKendrick Lamarはちょっとズバ抜けている感がありますよね(世間様)。
それではもはや書く意味は無いのですが書かせて下さい・・・・・・まずはこのアルバムの題名が面白い、“狂った街のいい子(適当直訳)”って事で、ギャングとは無縁なその優等生な立ち位置がまた新世代を感じさせる訳で。あとはMixでDr. Dreが数曲絡んでいるのも肝、やはり力が入っております。まずはガチャっとカセットを再生する様に始まる「Sherane a.k.a Master Splinter's Daughter」で幕開け、制作はTha Biznessが担当。子供の泣き声みたいなヘンテコな声が渦巻き、それを囲むようにエコーがかったドロドロと退廃的な繊細メロディが漂うブラックホールみたいな浮遊トラック。その中をそれこそ宇宙人みたいなKendrick Lamarの妖しく囁くようなフロウがこだまする、ミステリアスで滑らかな一曲。SounwaveがBoom Clap Bachelors「Tiden Flyver」をサンプリングし制作した「Bitch, Don't Kill My Vibe」、繊細に囁きながらもシームレスに畳み掛ける事で、引力を自在に操り聴き手をじわじわ圧迫させる辺りが巧い、まるで催眠術をかけられている様な心地になる不思議チューン。同じく若手ながら地位を確立しつつあるHit-Boyが制作を担当した「Backseat Freestyle」では、ズンチャカカンカンと金属性の金切りビートが四方八方に飛び散る、民族音楽っぽい暴れ飛び回るビート上を、ネッチリと這いながら火を吹くフロウで突進するKendrick Lamarが面白い。Tabuが制作した「The Art Of Peer Pressure」は流麗なピアノ旋律に、キーーーインと上ずるシンセの放物線とポカスカ乾いたパーカッションでスタートし、突然とダークでグツグツと煮え滾る灼熱メロディに転換。Kendrick Lamarは静かにプスプスと焦げ臭いフロウを滑らかに走らせ、気付けば背後に回っている様な妖術フロウで混乱させます。Beach House「Silver Soul」を下敷きにした「Money Trees」はDJ Dahiが制作、仲間であるJay Rockを迎えてロウでいて無骨で燻し銀なマイクリレーを披露。Scoop Devilleが制作でJanet Jackson「Any Time, Any Place」をサンプリングするという、もはや反則技でしかない「Poetic Justice」、その上さらに反則でDrakeを客演に迎えるという(退場覚悟)。Janet Jacksonのじっとりと濡れた密味の声ネタループが最高にズルい(快感)、そんな艶やかで華やかダウナーなメロディはこの二人をとびきりスマートに惹き立てていますね、真夜中に聴いていたらそれだけで二日酔いできそうなぐらいのアルコール度数を誇りそうなナイスミッド(綺麗)。「good kid」はThe NeptunesのPharrellが単独で制作、いかにもPharrellらしい曇っていてレトロでブルージーなまろやかメロウで、煙たく燻った仄暗い密室を蔓延するようにじわじわ浸食するKendrick Lamarの宇宙人声がやはりイル。再びSounwaveが制作を担当し、かのMC Eightが客演で参加した「m.A.A.d city」はMC Eightが銃声バンバンなデンジャラスビートの上を重低音効かせて突進するだけでもう最高です(痺)。冷たくて淀んだ深海の奥深くへとズブズブと溺れ沈んでゆくようなディープブルーなシンセがたまらない「Swimming Pools (Drank)」は、T-Minusが制作という事でやはり凄腕なんだなと再認識。この極めて妖しく揺れる波紋メロディが中毒性たっぷりで、そのうえKendrick Lamarが変声エフェクトで宇宙人ぶりを発揮するフロウが面白い、泡みたいにふわふわと浮かんで消える柔らかなサウンド&フロウに思わずウットリ(彷徨)。Pac DiveのLikeとSkhye Hutchが共同制作した「Sing About Me, I'm Dying Of Thirst」は、Grant Green「Maybe Tomorrow」を下敷きにし、ストリングスたっぷりに絡めたジャジーでオシャレなレトロビートで、美しく華麗にKendrick Lamarの鼻声が浸透する極上メロウ。Trrace Martinが制作した「Real」は、SonnymoonのAnna Wiseなる女性が参加。これはとても煌びやかでスムージーなスウィートミッドで、ミルクセーキみたいな独特な甘味が癖になりそう。タイトルもDr. Dreが客演してるのも直球過ぎて気持ち良い「Compton」、まさかのJust Blazeが制作で僕は最高にテンション上がりました(昇天)。Formula IV「What's This World Coming To」をサンプリングしたオシャレでシルキーな滑らかソウルフル仕立てはJust Blazeならでは、黒のタキシードでシックにキメて高級車で夜中のハイウェイを滑走する感触(最後のトークボックス使いも最高)。またDr. Dreのラップがカッコ良くてかなり良いスパイスになっている、なぜに『Detox』は完成しないのか(笑)。
とここまでが本作の内容で、豪華盤にはもうひとつDisc 2が付いておりまして、コッチもチェックしておいて絶対に損はないかと。まずはDr. Dreが客演参加している「The Recipe」はScoop Divelleが制作、Twin Sister「Meet The Frownies」をサンプリングした、ちょっぴりアジアン風味なトローリあんみつ掛かったメロディが妖艶。Rahkiが制作を担当した「Black Boy Fly」は、Eminemなんかが好みそうな陰鬱でシリアスな硬質ビートがズキズキ疼く静寂曲で、Kendrick Lamarの耳元で囁くようなフロウが鼓膜にこびり付きます(褒)。最後を飾るのはあのJack Splashが制作を担当した「Now Or Never」で、客演にはなんとMary J. Bligeが登場。青く澄んだ快晴の空みたいにスッキリ爽やかなトラックも炭酸風味で美味、しかもMJBのソウルフルで華美な歌声が舞うんだからもう最強。Kendrick Lamarの軽快に跳ね飛ぶようなフロウもアンストッパブルでキレキレでカッコ良い、なぜにこれがオマケ扱いなにか本当に謎。

ルックスといい奇妙な声質といい、どこか宇宙人を思わせるKendrick Lamarのフロウは変幻自在。次から次へと変形変色を繰り返し、硬きも柔らかきも自在に繰り出すそのカメレオンぶりは度肝を抜きます。かなりの曲者なんだけれど、なんだかすーっと自然に入って来るそのナチュラルで心地良い鼻声が最大の武器。もうここで褒めちぎらなくても、あちこちで賞賛されっぱなしだからこの辺で終わります(笑)。ジャケット的にも、Mary J. Blige参加の「Now Or Never」収録されているのも考慮しても、僕は豪華盤の購入をお薦めします。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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