RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Petey Pablo「Diary Of A Sinner: 1st Entry」
Diary Of A Sinner

North Carolina出身の迫力ある優しきMC、Petey Pabloの記念すべきデビューアルバム『Diary Of A Sinner: 1st Entry』を御紹介。いかにも南部らしい濃くてホットな猛者タイプのMCながら、幼い頃は聖歌隊に属しシンガーになるのが夢だったという意外な面もあったり。ドラッグディーラー時代に捕まり19歳から25歳の間は塀の中で過ごしたそう、その刑務所時代にラップに目覚めたのだとか。その後、Busta Rhymes率いるFlipmode Squadへの加入の話もあったそうだけど、結局はJive Recordsと契約しデビュー。
それではさらっとになりますが内容を紹介・・・・・・まず自身の名前を連呼しフック化した「Petey Pablo」はChuckie Madnessが制作、ビキビキビキビキと細かく痙攣するような不穏なビートに乗せて、野太くもキレ味抜群なPetey Pabloの高速スピットが炸裂する一曲。「Raise Up」はかのTimbalandが制作を担当、いかにもTimbalandらしい泥臭くてどこかオリエンタルな香辛料たっぷりなトラックが妖しげ。そんなトロンと遅めピッチのトラック上でPetey Pabloはひたすらフロウ、言葉の連打連打のスパークリング状態でこっちはもうヘトヘト。引き続きTimbalandが制作した「I」も少し音に隙間のあるヘンテコリンなトラックで遊び心たっぷり、色んなサウンドのパッチワークといった感じでごった煮状態で混乱寸前。ボコスカと叩く民族的なドライパーカッシヴがすごく魅力的な魔力を放つ「I Told Y'all」もTimbalandが制作を担当、地面を揺らすような土気色のサウンドがなんともファンク効いていて心地良いし、ガナるまでもいかないPetey Pabloの嗄れたフロウも冴えています。Chuckie Madnessが制作の「Didn't I」は、ディグディグと鳴るリフに重たくダークなメロディが覆い被さる泥ファンクチューンで、やはり南部テイストが光っていると思われます。「La Di Da Da Da」はまさかのPetey Pablo自身が制作を担当、しかもここでは自身のヴォーカルを多重に綴ったハーモニー寸前のフックを構築し歌心抜群なファンクソウルを展開、この曲こそPetey Pabloが“実は歌える”MCなんだという器用さを物語っていますね(如実)。続く「Fanroom」もPetey Pablo制作、キャピキャピなシンセビートの中を柄にもなく跳ね回るPetey Pabloのコミカルなラップが味噌になったパーティーチューン(?)。Huck-A-Buckが制作の「Y'all Ain't Ready (Come On)」は本当に音数も少なくブーンと伸びる一音を使い回し、しかしそれがとんでもない中毒を引き起こすし、Petey Pabloの変幻自在に表情を変えるフロウで余計に面白みが増している不思議。一聴すると完全にTimbaland趣味なダークなバウンスが肝の「Do Dat」はBuddah & Shamelloが共同制作、本当にシンコペイト一本で築いたベコボコなトラックなのになんか面白く聴こえる。同じくBuddah & Shamelloが共同制作でSantana「You Just Don't Care」をネタ使いした「Live Debaco」は、いかにも観客をあっと湧かせるのに長けていそうなスタジアム向きのPetey Pablo(それは映画『Drumline』でも確認出来る)を活かしたライヴ風味の仕上がり。「919」はAbnes "Abnormal" DuboseとEric "Vietnam" Sadlerが共同制作、ザックリしたビートの連続でPetey Pabloは剣林弾雨を突き進みます(正面突破)。Buddah & ShamelloがJimmy Ponder「A Trip To The Stars」をネタ使いした、ストリングスが効いた彎曲ソウルフルチューン「Fool For Love」では、完全にPetey Pabloが歌うも違和感無しですれっからしのヴォーカルが味わい深い。Chuckie Madness制作であのO'Jays「You And Me (We Can Make It Last)」使いの激渋な泣きソウル「Test Of My Faith」も芳醇な香り漂う味わい深いブルース調、語りかけるようなPetey Pabloの優しいラップもじんわりと心に滲みるマッタリ曲に(安息)。Chuckie Madness制作の「Truth About Me」でもPetey Pabloの濃厚でビターな歌声が炸裂、本当の彼はブルースシンガーなのかもしれません(混乱)。静寂に包まれたシリアスなトラックが寂寞を増幅させる「Diary Of A Sinner」はEddie Hustleが制作、Add VocalではNas主宰のIll Will Records所属(だった?)のTre Williamsが歌声を聴かせています。最後はポエトリーディングみたいな「My Testimony」で幕切れ、国内盤にはボーナス曲としてスパイシーホットなコール&レスポンス向きの咆哮曲「Que La Cosa」を収録しています。

パッと聴いた感じだとMystikalと似ているっぽいのですが、Petey Pabloの方がよりソウルフルというか、奥深さみたいなのがある気がしますね。やはり綺麗にメロディを辿ったフロウは武器になりますね、彼の魅力の幅をグンと広げていますよ。Timbalandとの相性はまあ良いと思うのですが、全曲がそんなタッチの曲だったのは残念かも。もっと様々な雰囲気の曲(東っぽいものや西っぽいもの)を揃えると面白い気も。ただそう言いつつも、Petey Pabloは続く『Still Writing in My Diary: 2nd Entry』でその泥臭いバウンスにより磨きをかけて進化を遂げます。ちなみに僕も『Still Writing in My Diary: 2nd Entry』の方が断然好き、併せてお薦めしたいですね。


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