RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Ja Rule「PIL2」
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90年代のDef Jam帝国をより強固なものにし、その看板スターでもあったJa Ruleの通算七作目となる『PIL2』を御紹介。銃器所持で有罪判決を受け服役していたJa Rule、やっとこさ本格的に再始動を果たしましたね。Ja Ruleは本当に50 Centの出現で一気に人気を失速させてしまって、結構好きで聴いていた僕はちょっと寂しかったです。そしてまさかの有罪判決、服役、彼の親元であるIrv Gottiも限りなくグレイな男(結局2004年に脱税容疑で逮捕)となり、もはや再起は不可能かと思っていたので、素直に嬉しいです。本作の題名『PIL2』は『Pain Is Love』の略、そう、彼の代表作『Pain Is Love』の続編的な立ち位置にあるようです。
それではサクサクと中身に触れておきたいなと・・・・・・まず注目すべきは製作陣、全曲の制作をあの7 Aureliusが担当しています。7 AureliusといえばJa RuleやAshantiといったMurder Inc.関連の多くの楽曲を制作したProducer、という訳でJa Ruleとは旧知の仲な訳です。あとレーベルこそThe Inc.配給ではないですが、恩師Irv GottiがExective Producerに名を連ねています(驚)。まずはLeah Siegalの瑞々しくて神秘的な歌声が華を添える「Fuck Fame(Intro)」、これはもうJa Ruleはほぼゼロ状態。Eminem「Lose Yourself」っぽいザクザクバキバキなエッヂーの効いたリフが空を斬る「Real Life Fantasy」、客演には女性シンガーのAnita Louiseが参加。Ja Ruleの押し潰れた濁声がジワジワと熱を帯びながら焦げ臭い香りを漂わす、最近のメインストリームの定番(重たく冷たいメロディに男性MC+女性シンガー)を踏襲した一曲。再びLeah Siegalが参加した「Parachute」は、ヘヴィーで荒々しいロック風味のトラック上を、雄叫びに近いJa Ruleの殴りつけるようなマッスルフロウと、凍りつきそうなぐらいに冷たく棘のあるLeah Siegalの歌声が浮遊する一曲。重厚感たっぷりでどこか錆びれた音色を奏でるストリングスのメロディ紡ぎが退廃的な「Superstar」、ここではJa Ruleのあの歌うような濁声も聴けて懐かしさに涙が出そう(笑)。「Black Vodka」は昔からJa Ruleに馴染んでいる聴き手には、まるで王道のように感じる哀愁メロディアスなトラックがja Ruleにお似合い。低くまるでぼやくような小声でラップするJa Ruleはかなり内省的に感じてしまう、昔ならもっとクールに感じたかもしれません(憶測)。SomongとKenny Darkなる人物を客演に招いた「Drown」は結構好き、ゆっくりマッタリどろっと垂れ流す電子音は粘液性があって艶やか。しかしどこかスパイシーな味わいもあって刺激もきちんと有る、Ja Ruleの抑えたラップもジワジワと侵略してくる感があってイイ。「Never Had Time」はJohn Doeなる男性シンガーが参加、彼の清涼な歌声に乗っかり颯爽と疾走するアッパー。しかし昔みたく吠えて突進する感じではなく、極めてクールに構えている、もっと力強く荒っぽく吠えたって構わないのだけど(惜)。700とRamzoが客演参加した「Strange Days」では、ヴォーカルエフェクトを駆使してメロディアスなフロウを披露。本作で唯一メジャーっぽい立ち位置にあるのが、Dirty Moneyの片割れであるKaleena(ここでは何故かKalina表記だが)が参加した「To The Top」、ビカビカと明滅するストロボシンセに、どこか繊細で脆そうなガラス細工みたな冷たいメロディ。Ja RuleとKaleenaも悪くはないけど、やはりAshantiの登場を願いたかったところ(我侭)。純白傾倒の煌びやかで澄み切ったメロディがスッキリと気持ちのいいクリスタルミッド「Play」、Ja Ruleの優しく柔らかなフロウも良いが、やはりLeah Siegalの今にも消えそうな灯火ヴォーカルが神秘的で美しいかな。ドロドロして呪術っぽい重たさが渦巻く「Believe」はJa Ruleに向いていないかな、Lil Wayneならばもっと上手く料理できた気がする。本作からの先行カット曲となったのが、Aminaなる女性シンガーを客演に招いた「Spun A Web」。この曲を聴いた時にあまりに地味だし躍動感もなく、少し不安になったんです。そして予感は的中、全曲がこういうあまりに静かで昔みたく派手にドンパチするJa Ruleは聴けないまま終了してしまいます。

うーん、少しおとなし過ぎるのではなかろうか。確かに爆発的なものは無かったかもしれません、あの頃の勢いは全く感じられない、極めて普通な一枚かも(涙)。しかし一時期はJay-ZやDMXと肩を並べて、Def Jamの大看板を背負っていたMCですからね、これからも要注意だと思います(個人的見解)。今となっては最大の敵である50 Centも若干落ち目、反撃するならば今のうちです。別にBeefを望んでいる訳でなく、単にJa Ruleの純粋な魅力だけをシーンにアピールするチャンスではないかと。このアルバム、果たして売れているのかな、あまり話題になっていない気がする。平均的(下手したら下回るかも)で盛り上がりのない一枚ですが、それでもやっぱり90年代のHip Hopを愛した人なら聴き逃しできない筈。前作『R.U.L.E.』までのノリが良かったな、もっと振り切って歌ってしまえばいいのに。とりあえず帰還おめでとう、Ja Rule。


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