RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Lalah Hathaway「Where It All Begins」
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Donny Hathawayの実娘でありその遺伝子を受け継いだシンガーソングライター、Lalah Hathawayの通算六作目『Where It All Begins』を御紹介。滞在中のホテルの15階から飛び降り33歳の若さで亡くなったDonny Hathaway、そんな彼が残した功績は勿論その音楽ですが、娘であるLalah Hathawayもまた彼の残した大きな功績のひとつでしょう。彼女の作品はまだ何枚か所持しているのですが、このRocBox 2で取り上げるのは本作が初めて。まず本作で注目すべきはそのジャケット、Lalah Hathawayの髪の部分には父Donny Hathawayのレコードジャケットが描かれていますね。なので最初は“もしやこれはカバー集となるか?”などと思っていたのですが、全て新曲のオリジナルアルバムで御座います。そして本作も配給は名門である“Stax”からです、もはや太鼓判確実ですね。
それでは簡単になりますが内容に触れてゆきますと・・・・・・まずはAndre Harris & Vidal Davisの鉄板コンビが制作した「Strong Woman」で幕開け、僕は最初の曲であるこのイントロで意表を突かれましたね。ブイーと微振動を加えた眩く色彩豊かな電子光線が交錯するスムージークールなシンセ曲、その中でLalah Hathawayの少し掠れたテナー気味のふくよか(豊満)なヴォーカルがリフレインする、現行R&Bなんだけどソウルフルが詰まった面白いテイストの一曲。Ernest GreenとLalah Hathawayが共同制作した「Where It All Begins」は、トロンとまどろんだ生音演奏が森林浴並みのクールさとヒーリング効果を生む極上スロウ。かなり奥まった曇ったサウンドは控えめ過ぎるのだけれど、だからこそLalah Hathawayの木目調の優しくて温かいヴォーカルが見事に輝きを放ちますね(浴)。Jonathan "Jon Rych" Richmondが制作を担当した「My Everything」は、Ne-Yoなんかが好みそうな四つ打ちビートに爽やかで清廉としたキラキラ電子音&ピアノ鍵盤を奏でる颯爽チューンでグッド。こういうノリでは下手すると軽くなってしまいがちだけれど、Lalah Hathawayの落ち着いた大樹のごときヴォーカルで穏やかさと柔らかさだけが増幅されて素敵です。続いてはJR Hutson(彼の父親はThe Impressionsの元メンバーであるLeroy Hutson)が制作を担当した「Small Of My Back」も爽やかで和やかな空気がすーっと吹き抜ける清涼ミッド、電子オルガンみたいな音色のブカブカな響きがよりLalah Hathawayのヴォーカルをまろやかにしているし、ふかふかのクッションみたく心地良いグルーヴを紡ぎ出していますね(安息)。最初に聴こえる電子音の瞬く様な煌めき音に胸を打たれてしまう「If You Want To」、制作はJonathan "Jon Rych" Richmondが制作を担当。陽光が降り注ぐ程に眩いライトな電子音も素敵なのですが、そんな中にも硬質で芯の尖ったビートが交錯する事で、艶っぽさの中にもタフでヘヴィーな一面も覗かせるHip Hop的なアップチューンに仕上がっています。乾いた太鼓ビートにハンドクラップみたいなビートも入る隙間を活かした「Always Love You」、制作はなんとあのMike Cityという事で納得の仕上がりですね(鉄板)。この酸素を大きく含んだ様な穏やかで澄み切ったサウンドは、とっても滑らかで美しく繊細、Lalah Hathawayの吐息にも近い柔らかなヴォーカルに骨までとろけてしまいそうです(溺)。Andre HarrisとVidal Davisが再び制作を担当した「Lie To Me」もなかなか面白くて、ピコポコと無機質に鳴る電子ボタン音の連なりをメロディに、綺麗だけどどこかフューチャリスティックなピアノ旋律が絡まるジワジワ浸透系のスロウ。フックでの全てを飲み込むLalah Hathawayの大らかで壮大な歌声がたまらなく気持ち良い、ただ冒頭部分で聴けるダークで冷たいシンセの鳴りももう少し残しても良かったかも(惜)。Ernest Greenが再び制作した「This Could Be Love」は、さらさらの澄み切った水が流れる様な煌めいた音色が、ゆっくりと色彩を変えながら華やぐ官能的なスロウ。Lalah Hathawayの艶やかで滑らかなヴォーカルが心地良く、フェザータッチなソフト仕上がりにウットリです(眠)。アコースティックギターを奏でるフォーキーなミッド「Wrong Way」はJR Hutsonが制作、秋の枯れ葉散る細く小さな道を思わせる、寂しさや切なさは人恋しさがぎゅーっと詰まった涙の零れ落ちる刹那曲です(感動)。Lalah Hathawayの淹れ立ての珈琲の様な香り立つエモーショナルな歌声も胸にグングンと浸透する、ほっと吐息の漏れる手編みマフラーの様な温かさの曲。「You Were Meant For Me」は亡き父Donny Hathawayのカバー曲、制作は大御所のPhil RamoneとLalah Hathawayの共同制作。これはもうストリングスの流麗で滑らかな響きがしっとり美しく輝き、Lalah Hathawayのハートフルであったかい歌声が全てを優しく包み込む王道ソウル曲で勿論たまりませんね(太鼓判)。同じくPhil Ramoneとの共同制作となる「I'm Coming Back」ではRachell Ferrellが客演参加、静寂の中でスルリと肌をすり抜ける絹の様なメロディが官能的な極上スロウで、アダルトな漆黒の深夜を彷彿とさせる艶やかな一曲で素敵です。最後を締め括るのはLalah HathawayとErrol Cooneyが共同制作した「Dreamland」、これもアコースティックギターをポロポロと爪弾くじんわりと温かなスロウチューン。力まずにすーっと慈悲深く歌い上げるLalah Hathawayが正にドリーミー、しかもこの曲は隠しトラックも入っていて(詳細不明)そちらの方がむしろ長いくらい、当然素敵です。

あまり話題になっていないのかな、それがあまりに不思議なぐらいに僕はお気に入りの一枚です(絶賛)。完璧に昔ながらのソウルかと思うと、結構きちんと最近のサウンドも消化されていて、すんなり気持ち良く聴けるのが素敵。制作陣を御覧になっても分かる通り、フィリーソウル系統のかなり通で渋い人選なので、そういうのが好きな僕には正にツボで御座いました。ただ残念なのが早まって輸入盤を購入した後に、国内盤がリリースされる事を知った事(大失敗)。もう一度買い直そうか、そう考えてしまうほどに素晴らしい一枚です(拍手)。


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