RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Lloyd「King Of Hearts」
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N-Toonというキッズグループで2000年にデビュー、まだ25歳ながら11年のキャリアを誇るLloydの通算四作目となる『King Of Hearts』を御紹介。LloydはソロとしてあのIrv Gotti率いる“The Inc. Records”よりデビュー、当時のThe Inc.(あの頃はMurder Inc.という名だったが)はJa RuleにAshantiという二大スターがいた全盛期、Lloydもその頃に華々しくデビュー。しかし今やThe Inc.は壊滅状態に近く、Ja RuleもAshantiも最近は音沙汰無しの状態(Ja Ruleに関しては監獄行きの事態)。そんな中でダークホース的に息の長い活動を出来ているのがこのLloyd、まさかこれほどシーンを賑わすシンガーになるとは思いませんでした。そう毎回書きつつも要注目しているのも事実なLloyd、本作はあのPolow Da Don率いる“Zone 4”からの配給となった様です。
それでは簡単にですが内容を御紹介・・・・・・まずは「Intro(MDMA)」で幕開け、キラキラと煌めくシンセメロディに乗せて、クールに疾走するThe Gameのラップが気持ち良い豪華な幕開け。D.Smith制作(Co制作にPolow Da Don)の「Dedication To My Ex(Miss That)」はブルージーで錆びれたオルガン風のまろやかなメロディを吹かしたソウルチューン、Lloydのヴォーカルは甘酸っぱく青臭いのですが、それでもこのファンキーさはなかなか素敵。しかもここではそのブルース感を最大限に発揮すべくAndre 3000を召還、ここでの滑らかで燻し銀な台詞回しは銀幕スターの様な輝きで素晴らしい。Lil Wayneも客演参加していますが冒頭の語りのみ、それでもやはり良い味出してますが。本作からの先行シングルでもある「Cupid」はPolow Da Don制作(Co制作はGreg Curtis、ソングライトをBei Maejor)、客演にはAwesome Jones!!!(Polow Da Donの別称だそう)が参加。このちょっぴりトロピカルで爽やかなスッキリスウィーティーなメロディはLloydにお似合い、甘さの中にもほんのり刺激もあるメロウで夏にすごく合うラヴソングで好きです。Luther Vandrossの名曲「Superstar」をサンプリングに使うも、一筋縄でいかないTimbalandっぽい変態的電気加工を施して魅せる「Luv Me Girl」はPolow Da DonとMizzle Boyの共同制作、客演にはChris Brownと女性シンガーのVegaが参加。グドグドと重たくベッチャリ叩き付ける電子音に、どこか線も細めにアジアンなメロディも絡まる妖艶な魅力を放つアッパー。ここではLloydとChris Brownの喰う勢いで、Vegaの艶やかで挑発的な歌声が印象的。とろとろと溶けて堕ちてゆく様な粘液性のぐっちょり極上スロウ「Naked」はもうたまらない(恍惚)、制作は勿論Polow Da Donが担当(Co制作をGreg Curtis)。ここで魅せるLloydの女性の背中をすーっと舐める様な柔かく甘美なハイヴォーカルは最高級の美しさ、ゆっくりとじっくりと堪能させるこの奥行きあるメロディも素晴らしく幻想的でドリーミー、グルグルと脳内を回りやがては意識昏睡の粋まで達するエロさ&喘ぎが凄まじいのです(称讃)。Polow Da Don制作の「Jigsaw」はサクサクと微振動と共に波打つシンセが綺麗、少し中華なメロディの艶やかさが香るキュートなミッドで、やはりこういうライトで華やかな曲はLloydの甘い歌声にピッタリで御座います。Titi BoyとSaloが客演参加した「Bang!!!!」はKen "K-Fam" Fambroが制作を担当、ブイブイと重ためのビートをクラップさせながら突き進む実験的なトラックで、Lloydのロボット調のフラットな歌い口も面白い。Polow Da Donが制作の繰り返しフックがグルグル旋回する「Be The One」はTrey SongzとYoung Jeezyという、超強力な援護射撃を迎えた一曲。ダークでソリッドで近未来的なメタリック仕様のシンセチューンでとにかくクール、こういうシルバーサイバーな曲だと濃い歌い回しのTrey Songzの方が目立ってしまうかな。しかも一気に株を奪ってしまうのはYoung Jeezy、曲の転調も手伝っていますがやはりあの悪どいしゃがれ声の咆哮に鼓膜はヤラレます(一撃必殺)。引き続きPolow Da Donが制作の「Shake It For Daddy」がすこぶる面白い、ドカドカと荒く叩き回す硬質ドラムスがブツ切り進行するのが主軸なるも、そこに柔らか且つ鮮やかなシンセを交え、ソウルフルなメロディさえ感じさせる残像感触なアップ(難解)。ザクザクと切り捨てて進むフックも斬新でハイセンス、この小気味良さがすごく中毒性高くてたまりません(繰返)。と思えばものすごく王道な極上ミッドバラード「Lay It Down」を配置するという策士ぶり、本当にこのPolow Da Donは面白いProducerですね(警戒)。甘酸っぱくて舞い上がる様なカラフルなメロディは、ソウルマナーをきちんと意識しながらも洗練されたシンセを塗した現代風の胸キュンチューン。しかもここではLloydがギュッと抱き締めて離さない様な、力強く張り裂けそうなハイヴォーカルで聴き手を圧倒していて、そんな甘さと力強さの対比が素敵過ぎるスウィート曲です(溺愛)。Dan RockettとPolow Da Donが共同制作の「Angel」は他と少し感触が違う、アコースティックギターを切なく儚く爪弾いたポップ風の壮大なバラード。ここでの壮大ですべてを吐き出し包み込む様なLloydのヴォーカルに胸を打たれる事必至、Lloydは極めて特徴的な声質なのでそちらに意識がいってしまいがちですが、きちんと歌って聴かせる事の出来る(感情表現のできる)シンガーなのだと再認識。これまたTimbaland風味な口音(ヒューマンビートボックス)をあしらったジャングルスパイシーな「This Is 4 My baby」もPolow Da Don制作、本当に器用で引き出しの多いProducerなんだなと痛感します。遠くで鳴る警報音で始まる「You II」もPolow Da Donが制作、電子鍵盤を使いながらもうっすらとストリングスも絡め、途中で転調しピアノ旋律とパシパシと乾いた弾力ビートも並走する。とにかく多種なサウンドが同時進行で色彩を強めたり淡くしたりを繰り返す、聴いていて全く飽きない、万華鏡の様な煌びやかさと繊細さがたまらないドリーミーミッドです(溺愛)。King David "The Future"制作(Co制作にPolow Da Don)の「World Cry」では、R.KellyにKeri HilsonにK'naan(!)という面白過ぎるコンボを実現。 ちらちらと降り積もる様な細いピアノ旋律が脆くて美しい、LLoydの柔らかさ、R.Kellyの濃厚さ、Keri Hilsonの艶っぽさ、K'naanの異国情緒溢れるスパイシーさ、それぞれの彩りが素敵なスロウに。

うん、すごく期待してたので最初聴いた時は“......ん?”と感じたのですが、聴けば聴く程に面白く魅力的な一枚で満足です。もっと王道スロウが多くてもいいかなと思ったのですが、アップも聴き込むと面白くてなかなかイケます。ただやはり客演が多かったかなというのが難点、これまでのLloyd作品は客演が少なく絞られた起用法だったのが好印象だっただけに、これはちょっとマイナスだったかも(みな優れた客演なのは確か、Chris BrownとTrey Songzという男性若手の好敵手を呼ぶ辺りも憎い演出)。でも総じてPolow Da Donの創るサウンドが秀逸ですんなり楽しめる一枚になりました、年間Top10のどこに位置するか、非常に迷っている次第です。
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