RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

02 2016
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 - - - - -
プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

ブログランキング
人気ブログランキングへ にほんブログ村 音楽ブログ HIPHOP・ラップへ
にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへ
Q's Tumblr
http://rocqueen.tumblr.com/
Twitter
ブログ内検索
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
263位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
53位
アクセスランキングを見る>>
訪問者数
現在の閲覧者数
Coming Soon
QRコード
暇潰しに携帯でどうぞ
QR
Category: グループHip Hop  Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

Blackalisious「Imani Vol.1」
blackalicious_Imani_vol1_final.jpg

The Gift of GabとChief Xcelから構成されるラップデュオ、Blackaliciousの通算四作目となる『Imani Vol.1』を御紹介。彼らはあのDJ Shadowとのクルー“Quannum Projects”の一員として知られ、アンダーグラウンドでの活動で認知度と人気を獲得した実力派。特に彼らのメジャー初で2ndである『Blazing Arrow』が高評価を獲得していた、という記憶だけがある僕(笑)。というのも僕は彼らの『Blazing Arrow』だけを買って持っていて、そこでライナーノーツを読んだ記憶がそんな程度にあるぐらい、あまり彼らを知りません(素人)。ただ、その『Blazing Arrow』がすこぶる格好良くて、何も知らずに買ってそのハイクオリティだから得した気分になったのを覚えています。そんな彼らが前作から約10年ぶりに新作を出したので、昨年買って聴いていた次第です。
それでは前置きはもう無いので本題にいきます・・・・・・まず制作に関しては勿論、ProducerであるChief Xcelが全曲を担当しております。まずはThe Watts ProphetsのAmdeを迎えて「Faith」でスタート、この辺からして渋い。重たい銃をぶっ放すような衝撃の強さが鼓膜を太く撃ち抜く「Blacka」、バシバシと飛沫を上げて叩かれるドラムビートに、ガウガウ吠える様な“ぶらっか!”フックがイケてます。ザクザクした弦音に電子鍵盤のネオン発光なメロディとシンセサイザー光線が錯綜する「Ashes To Ashes」、猛獣のように獰猛ながらも流れるようにフロウの強弱を操るThe Gift of Gabが憎い。ギュルギュルと擦り上げるスクラッチでたちまち黒煙が立ち上る「On Fire Tonight」ではMyron(Myron & E)が客演参加、ドラムにホーンにと野太く生々しいトラックが雁字搦めで玉になってぶつかるタフアッパー。曇ったオルガン鍵盤メロディを滑らして鼓膜を切ってくる「Escape」も、べったりと平坦に捏ねたThe Gift of Gabのラップが耳にこびり付いて離れません。僕的にこの一曲狙いで買ったとも言えるのが、あのImani Coppolaが客演参加した「The Sun」。なるほど陽光のように温かで眩い電子音がキラキラ降り注ぐトラックは美しいし、そこにImani Coppolaのカラフルで鮮烈なヴォーカルが散乱するのが心地良いし、The Gift of Gabの猛獣声との相性もなかなかグッド。電子的な多面体サウンドがゆっくりと展開し転がるサイバーなトラックがクールな「That Night」は、LifesavasよりVursatylとJumboの二人が客演参加。Teak The Beatsmithとの共同制作となる「Inspired By」も可視光線がサウンドやビートを串刺しにするエレキトリックな骨組みのアッパーで、客演参加のBoskoのトークボックスを使ったグネグネ曲がるエフェクトヴォーカルが甘酸っぱくナイスアクセントでたまりません(興奮)。「We Did It Again」ではDanielle Duboisが客演参加、これはちょっぴりフレンチポップみたいな軽さがほんのり甘くてやはり異彩で美味。ビリビリと漏電しているような尖ったトラックがロックカットな「I Like The Way You Talk」は、この岩塩まぶしただけみたいなトラックでThe Gift of Gabの素材の味をストレートに楽しむべき。ほんわかと明滅する電子音が紡ぐ機械的なメロディに、ヒラヒラと繊細な鍵盤音が光りの中の埃のように舞う「Twist Of Time」はすごくお洒落でハイセンス、昔のA Tribe Called Questを少し思い出したり。かと思えばカントリーっぽいノリで跳ねて魅せる「The Blow Up」や、再びAmdeを迎えてJazzyでドリーミーなメロディをミストっぽく漂わせる「Love Remembers」なんかも飛び出す面白さ。Fantastic Negritoが客演参加した「Love's Gonna Save The Day」は蜂蜜シロップみたいな黄金色のメロウソウルでナイスだし、LateefにLyrics BornにMonophonics & DJ D Sharpが参加した「Alpha And Omega」は針千本が突き出したようなチクチクしたラップリレーが粋。最後はあのZap Mamaを客演に迎えて、カラリと乾燥したアフリカンでエキゾチックな雰囲気が増す「Imani」で〆。デジタルの波紋が広がる中で唯一のオアシスのように潤うZap Mamaのエキゾチックなヴォーカルが肝で、とにかくツボを突きつつ的確な人選が妙。

うーん燻し銀、どこか民族っぽい出で立ちのサウンドも凄くカッコイイし渋いですね。一時は陰鬱として暗澹としたトロトロサウンドがHip Hopの主流だったけれど、またこういうオーガニックなものも増えたらいいなと願わずにいられなくなる一枚。最近のHip Hopでちょっぴり飽食気味な方は、是非とも聴いてみて下さい、リセットされますよ。






スポンサーサイト



テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

Category: グループR&B  Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

Earth, Wind & Fire「The Promise」
ewf-promise.jpg

1971年のデビューからずっと活躍し続ける大所帯バンド、Earth, Wind & Fireの通算十八作目となる『The Promise』を御紹介。Earth, Wind & Fire(以降はEWFと省略表記)はMaurice Whiteを中心に結成されたバンドで、もう言わずもがなな名作を沢山残している大ベテラン。最近は新譜を紹介するだけでも手一杯な本ブログで、急にEWFを取り上げるのは他でもない、その中心人物であるMaurice Whiteが2月3日に亡くなったからです。僕が今こうしてR&Bやソウルを聴くのは、幼い頃から母親がEWFを大音量で流していたのも理由の一つで、だからこそ個人的にも凄く好きなグループで、レコードも数枚持っています。Maurice White自身、パーキンソン病を患ってからグループを脱退(休養)していて、それでも活動を続けているので(最新作は13年『Now, Then & Forever』)その点グループは存続するのでしょうが。全盛期の頃のアルバムも沢山持っているんですが、ここでは敢えてMaurice Whiteが後期も素晴らしかった事を伝えるため、03年発売の本作を御紹介。ちなみにアートワークは、日本人であるMorito Suzuki氏が起用されております。
それでは内容について触れてゆきますと・・・・・・まずはMaurice Whiteとその弟のWayne Vaughnが共同制作した「All In The Way」でスタート。いかにもEWFな壮麗で酸味のあるホーングルーヴが炸裂するミッド。やはりMaurice Whiteのまろやかクリーミーでいて刺激的なヴォーカルがグッドですし、ちょっぴりサイケな風味の残るバンド演奏もクールでカッコイイ。Gregory Curtisが制作した「Betcha'」はPhilip Baileyがリードヴォーカルを務め、その繊細な絹目調のファルセットで艶っぽく聴かせるしっとりミッド。電子鍵盤のポワンポワンとシャボン玉のように膨らんでは消える音色が、しっとりと潤った感触を生むし、よじれる様に悶えるPhilip Baileyのファルセットで聴き手もゾクゾクしてしまいます(痙攣)。Maurice WhiteとGregory Curtisが共同制作した「Why?」は、まるで珈琲に垂らしたミルクがマーブル模様を描くようなホーンの音色にウットリ、バンド特有の奥行きある広々空間ソウルで聴き手はマッタリ遊泳しちゃいます。EWFにしては珍しくギター弦の爪弾きがウッディな温もりを与えているミッド「Wonderland」では、Angie Stoneが客演で参加。このオーガニックな響きの中で揺れる木漏れ陽のようなAngie Stoneとのコーラスが素晴らしく、両者の魅力が存分に発揮され融合したネオソウルな一曲です(鳥肌)。「Where Do We Go From Here?」はMaurice Whiteが制作、EWFらしい宇宙空間的な衛星ソウルバラードでやっぱり唯一無二、宇宙なんて水の存在しない空間なのになぜかウェットな感触があるのが不思議です。本作で異彩を放つ要注意曲が「Hold Me」で、なんと制作をあのTim & Bobが担当しているのです(狂喜)。ここはTim & Bobらしい木枯らしみたいな淡く乾いた空気を含んだアコースティックな弦メロウが炸裂で、Philip BaileyとMaurice Whiteのツインヴォーカルにもばっちりハマっていて違和感無し、聴いているだけで心が浄化されるビタースウィートな一曲。Maurice WhiteとGregory Curtisが共同制作した「Never」ではセクシーなホーンが艶めく、Jazzやボサノヴァを混ぜ込んだアップチューンでリズミカル(踊)。「All About Love」はMaurice WhiteとWayne Vaughnが共同制作、少しヒリヒリとするようなアルコール度数高めのスロウで、ゆったりとエレガント且つ刺激的に響くのがイイ。EWFにしか繰り出せない軽薄さが鋭利なグルーヴを生む、アルミニウム製のファンク「Soul」はMaurice WhiteとCarlos Riosが共同制作。まるで満天の星空が転回するプラネタリウム的なロマンスソウル「Suppose You Like Me」では、 Pino PalladinoにJames Poyser、それからAhmir "Questlove" Thompsonが制作に関与しているから凄い。宇宙を横断する銀河が蠢きうねった輝きを膨張させるような壮大なスロウ「She Wants」もセクシーですし、「Let Me Love You」での甘くしとやかな蜜味囁きハーモニーも彼らならではのトリップグルーヴでたまりませんね(骨抜)。スクラッチやクイーンと捻って放つ弦音、そして乾いた針的なビートが格好良いHip Hopマナーな「So Lucky」がMaurice WhiteとPhilip Baileyの共同制作で驚き、いま聴いても凄くクールでお洒落ですし、オジサン達がこんな曲をバンドでやっている事に敬服です。最後を飾るのはドス黒いファンクを大爆発させたバンド前面繰り出しの「Dirty」、これは78年『I Am』でのセッションを基に再構築されたそう。

デビュー作から30年以上の時を経ての本作も、結局は良い意味で変わらぬEWF節が炸裂、もうどこを切っても同じな金太郎飴状態です。Maurice Whiteは亡くなってしまったけれど、こうしてEarth, Wind & Fireの素晴らしい楽曲を僕らの中で生き続けます。昔のアルバムも勿論良いですが、ここら辺りのEWFをこの機に聴き直すのもお薦めですよ(太鼓判)。Maurice Whiteの御冥福を、心より御祈り致します。


テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽