RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

08 2013
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Havoc「13」
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90年代の東海岸Hip Hopシーンの立役者であるMobb Deepの片割れ、Havocのソロ通算三作目となる『13』を御紹介。もはや東がどうの西がどうの、南だ中西部だなんて地域性は無くなったHip Hop界、なんですがやはり僕世代はNew Yorkの王権復古を望んでいる訳でして。そんなNew YorkはQueens出身のHavoc、Mobb Deepとしても有名ですがProducerとして数々の楽曲を制作してきたベテランでもあります。最近はTwitterをハッキングされて、相棒であるProdigyを口撃されるなど、Mobb Deepが果たしてうまくいっているのか分からない節もありましたが、今年でMobb Deepがデビュー20周年という事で、揃ってツアーを行うなど本格的再始動をしている模様。しかしこのジャケットがたまらなくカッコ良い、今年リリースされたHip Hop作品の中でも一、二位を争うクールさだと思われます(個人的見解)。
それではザックリ簡単に内容を御紹介・・・・・・まず制作に関しては当然Havoc自身が全曲のトラックメイクを担当、でなければHavocのソロ作品を聴く意味はありません。まず「Gone」からして荘厳でシリアスなメロディが吹き荒ぶ感触がザラザラ耳に残る、Havocのちょっとキー高めのラップがひたすらビートと共に吐き出される(鬼気)。ベインベインと弾くベース弦の旋律に、ザクザクとキックする硬質なビートがハードコア度を高める「Favorite Rap」も神懸かりな格好良さ。しかも客演にはStyles P.とRaekwonという鉄人が揃い踏み、雨に濡れたアスファルトみたいにギラギラ厳つく輝くゴツゴツのトラックに乗せて、硝煙みたく焦げ臭くゆらゆら揺らめく三者のマイクリレーが鼓膜に風穴を空けます(一撃)。「Life We Chose」でも玄人ウケ間違い無しなLloyd Banksが客演参加、ゆったりと蹴るビートはどこか水中に沈みながら聴く泡の音のようなエコーを含んでいて、その円やかでカーヴィーなビート&メロディにLloyd Banksのしゃがれてスモーキーなキナ臭いラップが静かに火を吹く感触がたまらない。要注目の男性シンガーMasspike Milesが客演参加したメロディアスな「Colder Days」、ズブズブと蹴り込まれるドープなビートに滑らかにグラインドするメロディが氷雨のようにドラマチックに降り続く一曲。シンプルなフックループ構成が90年代を思わせる「Get Busy」も、繊細で冷徹なピアノ旋律をバラバラに散りばめた、いかにもHavoc流なシリアスで刺々しい一曲でグっとくる。ピコポコした電子音をポンピングさせながらどろーっと電子音を垂れ流すアメーバチューン「Eyes Open」は、Twistaの相変わらずキレキレな神風ラップが聴き手を切り刻む援護射撃が味噌ですね。「Tell Me To My Face」ではこれまた実力者Royce Da 5'9"が客演参加、こういうメロディ主導のドラマチックな楽曲でもバッチリきめてくれます。再びMasspike Milesが客演参加して甘酸っぱくもソウルフルなヴォーカルで妖艶に煌めく「This World」も、細やかなストリングスを多用しつつ、ラグジュアリ且つ艶っぽく流麗に仕上げるスマート過ぎるミッドでたまらない(昇天)。無骨なドラムパターンに夜霧のように冷たく広がるシンセが鼓膜を覆う「Already Tomorrow」、アジアンなメロディが絢爛に巡るオリエンテッドなドリーミーミッド「Hear Dat」。90年代のHip Hopが背景にしていたNew Yorkの荒涼としたストリートの喧騒や殺伐さを含んだ、モノクロ仕様の「Gettin' Mines」の格好良さは神の領域、涙に似たしょっぱい潤いを含んだHavocのラップが鼓膜にビンビン刺激をくれる一曲。最後はどことなーくKanye Westがやりそうな電子音の歪みとビートとドリーミーさをマーブルに混ぜ合わせた「Long Road (Outro)」。最後を締め括る「Can't Sleep」はボーナス曲扱いの様、しかもこの曲だけあのStatik Selektahが制作を担当しております。硝子細工のように繊細で青白く輝くピアノ鍵盤の音色をループさせ、Havocの燻し銀な45口径ラップが撃ち放たれるド渋い一曲。

抜群の安定感、目新しさなんか無いけれど、この燻し銀でゾクゾクする感触はここ最近じゃ味わえない(懐古)。Havocのトラックメイクのセンスも衰えていなく、聴いていてあの頃のHip Hopを思い出させてくれる鋼の楽曲の連続。そこにいかにもHavocが好きそうな通なゲスト陣が華を添える、硬派なHip Hopリスナーなら涎を垂らさずにはおれない布陣でそこもナイスでした。


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テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

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08/24のツイートまとめ
roc_queen

凄いよね、今の子達のCash MoneyってDrakeやNicki。僕らはManie FreshにJuvenile、B.G.だよね。
08-24 11:52

そうねー、Bilalが首位走ってるのを、Janelle MonaeかJaheimが阻止するかどうか?
08-24 15:41

あ、Miguelのことです。
08-24 16:16

Category: 男性R&B  Tags: ---

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Joe「Doubleback: Evolution Of R&B」
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90年代を代表する屈指の名バラードシンガー、Joeの通算十作目となる『Doubleback: Evolution Of R&B』を御紹介。スキンヘッドでここまで格好良いシンガーは他にいないですね、いつまでもデップリと肥える事もなくスッキリした爽やかな歌声をソウルフルに伝えてくれているのも嬉しい限り(貴重)。本作はかのKedar Massenburgが新設したレーベル“Massenburg Media”からのリリース、そしてタイトルには“振り返り”“進化する”と銘打つ訳だから、もう興奮するほかないですよ(垂涎)。すべてを脱ぎ捨てまっさらな裸身を褐色の背景に溶け込ませた、このシンプルなジャケットも100点満点ですよ。
それでは能書きはほどほどにして感想をちょこっと・・・・・・まずはJoeが制作した楽曲からズラリ紹介、半分にあたる自身で手掛けております。まずは冒頭を飾る「Something For You」は、スプスプと擦られたスクラッチにまろやか滑らかなホーン、幾重にも織られたシルクの如きJoeの歌声と、どこを切り取ってもエレガントなソウルで彩られた素晴らしい一曲。穏やかな中にもファンクっぽい気丈さも見え隠れ、絶妙な匙加減ですね。もうこれ以上ないって程に澄み切った微炭酸なメロディが甘くほんのり香る「Magic City」、ポロリポロリと爪弾くアコースティックギターを聴かせたメロディが柔らかふくよか、ちょっぴりヴォーカルエフェクト施したJoeのアクア仕様なヴォーカルも見事にはまっております。古き良きソウルマナーをこれでもかと踏襲しつつ、Joeらしいしとやかさとラグジュアリ感を芳しく漂わせるバラード「Sexy」は最高にセクシー(腰砕)。洗い立ての真っ白なシーツを纏って男女が肌を絡ませる様な、そんなスベスベした心地良さがふんわりと香る華麗なメロディ、Joeの甘くてそっと触れるようなフェザータッチのヴォーカルは鳥肌モノ。闇を纏い美しくも妖しく輝く月灯りのような、じっとりとした色香を漂わせる弦音がたまらなくそそる「Mary Jane」も素晴らしい。Joeでしか出せないアダルトで官能的なムードがむわっと蒸せ返るような温度と、それでいて甘くてゆったりリラックスしたマーブルグルーヴを紡ぎ出す不思議な艶やかミッド(昇天)。ラストを飾る表題曲「Double Back」もJoe制作曲、雨のような陰鬱とした湿り気を含んだメロディに、遠くで鳴る細い雷みたいなストリングスが折り重なる、とてもドラマチックで濃厚なR&B曲でハートにしとしと降り注ぐ感触に倒れてしまいそう(溺)。Joeの次に多くの楽曲を手掛けているのはDerek "DOA" Allen、なので彼の制作した楽曲を次は紹介しますと。まずストロボライトみたいに華やぐ、眩いホーンの滑らかな音色がスマートに響き渡るオシャレ爆発なミッド「Easy」、美しい女性と煌びやかにステップを踏んでダンスするようなドレッシーな一曲でグッド。最近のトレンドであるスクリューをバッチリとあしらった「Baby」も蓋を開ければ正当なシルキーR&Bで安心、何度も繰り返す“べびべびべいびー♪”のフックが愛の虜感を増長させてムズムズ感に拍車をかけてくれる、ナイスなジリジリ温度上昇バラード。「I'd Rather have A Love」は真っ正面から歌い上げる王道ソウルナンバーで、指スナップを効かせて歌う感じがまるで星空みたいなキラキラ感を演出しています(夢心地)。それこそ70年代のソウルを復刻させた、Fantasiaとの素晴らしい極上デュエット曲「Love & Sex」は上品でいて官能的という魔法のようなスロウジャム。とにかくFantasiaとの相性も抜群で睦まじくてとっても甘美、あとはもうメロディの鳴りがどれも懐かしくてウットリ胸ときめく(死語)ソウルチューンに仕上がっております(浄土)。あとはあのToo Short(Too $hortではなくなったのかな)が飛び道具的に客演参加した「1 To 1 Ratio」は面白い、Too Shortのモッサリした気の抜けたラップがいなたく滑る感じがナイス。あとは野太いベース音を響かせファンキーに(でもしっとり上品に)スウィングするミッド「Compromise」をStarGateが制作、真夜中に都市高速を滑走しながら聴けば一気にセクシーなジェントルマン気分を味わえるであろうメロウ&クールな一曲。

流石はJoe、本作はほぼすべての楽曲をJoe自身が制作しているのでやっぱりグッとくるんですね(感動)。ここ最近はあちこち外部のProducerに楽曲提供してもらっていたし、それが悪いとかいう訳でもないのですが、やっぱりJoeはJoeが創った音で歌って欲しいのが本音ですね。“進化”についてはちょっと分からないけれど、きっちり“振り返り”R&Bリスナーに原点を魅せて引き戻してくれるナイスな一枚、やっぱり三十目前の僕はこういうサウンドに安心してしまいます(再燃)。


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