RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

08 2013
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

ブログランキング
人気ブログランキングへ にほんブログ村 音楽ブログ HIPHOP・ラップへ
にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへ
Q's Tumblr
http://rocqueen.tumblr.com/
Twitter
ブログ内検索
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
263位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
53位
アクセスランキングを見る>>
訪問者数
現在の閲覧者数
Coming Soon
QRコード
暇潰しに携帯でどうぞ
QR
Category: 男性R&B  Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

Philip Lawrence「Letters I Never Sent」
tumblr_mnjz1ztKG01qi3715o1_500.jpg

Bruno Mursの名参謀として名を馳せている(らしい)、Philip Lawrenceの記念すべきデビューアルバム『Letters I Never Sent』を御紹介。Bruno Mursがライヴをする際に率いているバンドの中に、このPhilip Lawrenceは歌ったり踊ったりで参加していて、以前より注目が集まっていた、らしいです(笑)。すみません、僕は完全に知りませんでした、なんせあまりBruno Mursにはまらないので、そこまでじっくり観ていないという(苦笑)。
てな訳で全く先入観のないままさらさらと感想を・・・・・・さて、まず特筆すべきは製作陣ですね、Philip Lawrenceは当然のこと、あとはJean Yves "Jeeve" DucornetとMichael Diskintが共同で制作しているみたいです。冒頭と飾るのはジャカジャカとかき鳴らすアコースティックギターの清廉なメロディに心洗われる「Just Breathe」、これがもう青春の甘酸っぱさを感じさせるようなクリアで活気に満ちた謳歌で、和の心にもすーっと響きやすい素敵な一曲でナイス。「When You Come Back」では打ちひしがれた様に、萎れながらもすべてを振り切るような刹那的な情熱がほとばしるヴォーカルに胸を熱くさせられます。ギターをポロロンと柔らかく鳴らす、カントリー風の純潔ミッド「Cold Karma」も、香ばしくもビターなPhilip Lawrenceの歌声がじわじわと鼓膜に浸透する感じがイイ。ロデオチックにメロディとリズムが跳ねる「Trying Times」はモロにBruno Murs路線なスウィングチューンで、Bruno Mursに比べるとより筋肉質で骨太な豪快な歌声でフロアを揺らすPhilip Lawrenceがイケイケ。すべてを大きな渦に飲み込むような嵐、激しく荒ぶる海、そして嵐が去った後に訪れる陽光の眩さと静けさ、という感じの曲の転調がドラマチックな「In The End」。優しく甘くしっとり歌い上げるのも巧くて驚かされるアコースティックスロウ「Holding On」、なんというかセピア色のメロディが景色のように過ぎて褪せる感触。電話の受話器越しに子供に聴かせるという劇仕立て(?)な「Lullaby」なんかはとっても可愛くて、ほっと安心してしまう優しさに溢れたナイスな一曲(Interlude的な曲として最適)。悲しく冷たくはらはら崩れ墜ちるピアノ旋律はハートにチクチク刺さる「Finally Free」は、静寂を破りくすくすと焦げてゆく一枚の写真のような寂しさがくすぶるバラード。酒場使用の「Heaven High」はスルー、別に上手いしカッコ良いけれどこの流れでは聴けない(困惑)。晴れた空の下でそれこそゴシゴシ洗車しながら聴きたいスッキリ爽やかな「Wash Me Clean」、追い風を受けてグングンと青空へ上昇しながら滞空しちゃいそうな飛行機ミッド「Neverland」、ファルセットを混ぜながらソフトに囁くような甘美な歌声がほのかに香り立つ「Lady」、ストリングスや弦音をパチンパチンと弾けさせてミニマル寄りなグルーヴをチープに旋回させる「Slow Down」(このスカスカ具合としゃくり上げる様な歌い方とが、どことなーくPrinceっぽい媚薬を感じさせる)と、なかなか秀逸なポップ曲がずらりと並びます。

日本人にも聴き易い感触は、やはりBruno Mursとも通ずるのかもしれませんね。ただ、Philip Lawrenceの方が黒くソウルフルなので僕はしっくり来る、同じアーバンポップ風なんですがコッチが好きかな。なんというか爽やか美しい中にも、コクや深みがあるカーボン声はどこかSealにも似ている気もします。R&B好きが聴くよりもPop好きが聴いた方がしっくり来るかもしれません、とっても清潔でナチュラルな一枚。R&Bリスナーにとって言えば、アーバンにすりすり擦り寄って甘い蜜を吸うJustin Bieberを聴くぐらいなら、ポップ寸前だけれどソウルフルに熱く真摯に突き刺さるPhilip Lawrenceを聴いた方が、よっぽど感じるものが多いかなと。


スポンサーサイト



テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽

Category: 音楽全般  Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

08/02のツイートまとめ
roc_queen

Jay Zを十周ぐらいしたから、昨日からJoeとDonellのみでプレイリストつくって、交互にシャッフル聴きしてる。#nowplaying: "Sexy" by Joe http://t.co/Te5s39oJxY
08-02 15:33

Category: グループHip Hop  Tags: ---

Comment: 2  Trackback: 0

Inspectah Deck, 7L & Esoteric「Czarface」
Czarface.png

Wu-Tang Clanの一員であるInspectah Deckと、アンダーグランドで活躍する7L & Esotericがタッグを組んで制作されたコラボ盤『Czarface』を御紹介。Wu-Tang Clanの中では地味め(?)な扱いながらも、Hip Hop好きならば確実に要チェックしているのがInspectah Deck(いや、まあWu-Tang Clan一派のMCは皆が要注意なのですが)。Wu-Tang Clanの面々がごそごそと再び動き出している今、Inspectah Deckがコラボしたのは共演経験もある7L(Producer)とEsoteric(MC)の白人コンビ。最近はこういうコラボ盤が多いですねー、下手に客演の多いアルバムよりはこういうガッツリとタッグを組んだものが良いと思います。あとこのアメコミ全開なジャケットがあまりにも格好良くて痺れ上がる、手掛けたのはLamour Supremeなる人物だそう。
それでは感想を書く前にこれは危険だと警告だけしておきます・・・・・・まず述べておきますと、全曲の制作をDJ 7Lが行っており、数曲で共作となっております。そして肝心のラップではInspectah DeckとEsotericがマイクを回すのが基本。まずはポカスカと叩くジャングルチックな「Czarface Intro」で幕開け、もうここから雰囲気たっぷりで飲み込まれる。SPADA4と共同制作した「Air 'Em Out」は、なんだかM.O.P.っぽい強面な合いの手がホイッスルみたくつんざめく感触が硬派。それに負けず埃っぽくザラザラした硬質なドラムスビートをドカズカと蹴り上げる骨太なビートが最高、前のめりにガツガツと攻める二人の轟々としたラップも最高。Roc Marcianoが客演参加した「Cement 3's」もSPADA4との共同制作、これはバンジョーみたいな弦音をジャガジャガと掻き鳴らしたどこかエスニックなトラックで、ザクザクと単調なだけにラップが引き立つ仕上がり。後半で登場するRoc Marcianoの危険極まりない陰湿なラップもさることながら、やっぱりブリッジに使われているODBのクレイジーでホラーなヴォーカルが一番効くという(一撃必殺)。同じくSPADA4との共同制作である「Czar Refaeli」ではOh Noが客演参加、ズタンズタンと溜めを効かせて放つ銃弾のように鋭いビート、Wu-Tang Clanに通ずるような仄暗くて煙たく不穏なメロディの揺らめきが無骨、地味、拳のような熱さと破壊力。冒頭でちょっぴりカンフー映画の一説を拝借する「Rock Beast」は、電子鍵盤のブアーーーーと伸びやかにジワジワ滲むメロディとバツバツに弾く硬質ビートの掛け合わせが王道、聴いていくと自然と頭をもたげながら上下にカクカクとリズムを取る自分がいます(脈々)。90年代初期を思わせる、一部分カットのループのみで構築するドープなビート(死語)が厳つく鼓膜を揺さぶる「Savagely Attack」も最高で、Ghostface Killahまで参戦してズタボロに鼓膜を叩きのめしてくれる衝撃は神懸かり的な快感です(阿呆)。ブイーーンと伸び切ったゴムみたいな曲線ビートに単発的な鍵盤音が、チープなんだけどれどノコギリ派みたいな鈍い斬れ味を発揮する「Marvel Team-Up」も面白い。再びSPADA4と共同制作した「It's Raw」ではAction Bronsonが援護射撃、これがもう男男男なマイクリレーで荒野のように暑くムサくて荒れていて辛い(笑)。ただ、息つく間もなく韻を踏み繋げるInspectah Deckの力量には感心するばかり、やはり隠れた実力者ですね。ソウルフルな音色をバフバフと吐き出しながらも怒濤のビートに乗せて驀進する「World War 4」もノンストップ、振りかぶって斬りかかるような捨て身なメロディが恐ろし美しく輝く刃ビートな「Dead Zone」とどちらも身構えないと一発でみぞおちに入りそう。もはや旋律はなくひたすらビートを積み重ねて、ライムを吐き捨てて、あっという間にリスナー大殺戮を完遂してしまうダークでヘヴィーな「Poisonous Thoughs」では、まさかのMr. MFN Exquireが援護射撃で登場。この曲は後半でいきなり転調するんですけれど、この作りなんかも昔のアングラな雰囲気が滲んでいて(初期のTupacっぽい)キナ臭さがとってもイイ感じ。Wu-Tang ClanからCappadonna(此奴もかなりの猛者で手強い)とVinnie Pazが客演参加した完璧にカンフー仕様な「Shoguns」は、不協和音的に響くストリングスがいかにもな不気味さを駆り立てる一曲。「Hazmat Rap」なんかはブインブインとぶれた電子音の不穏な響きがKid Cudiが好きそうな空気、最後を飾る「Rock Beats (Death Czar Mix)」はロック仕様に塗り替えられたトラックが新鮮で“一粒で二度美味しい”を実現しています。で、一曲飛ばして書いたのが「Let It Off」で、この曲はなんとDJ Premierが制作しております。ゲバゲバと啼くスクラッチと漆黒図太いビートのループと(声ネタにはNasが引用されているな)、なんら実験性のないトラックでかなり地味なんですが、やっぱり30代の僕にとっては感慨深さが手伝ってしまう一曲かと(笑)。

スルーされている気がするけれど、普通にカッコイイしやはりWu-Tang Clan好きならば確実に入手すべき。最近はこういうHip Hopって本当に無いから、若者の方が逆にとっても新鮮に聴けるでしょうね(羨)。Hip Hopを聴き始めた頃のあの熱さをじんわりと思い出させてくれる一枚、こういう武闘派MCが点々と居る、そう思わせてくれるだけでゾクゾクします。


テーマ : HIPHOP,R&B,REGGAE    ジャンル : 音楽