RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

09 2010
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Curren$y「Pilot Talk」
currensy-pilot.jpg

人気雑誌XXL誌が企画した“ XXL Class of 2009”で、B.o.B.やWaleやAsher RothやKid Cudi等と共に見事に選出された、New Orleans出身のCurren$yの通算三作目(メジャーレーベルデビューアルバム)となる『Pilot Talk』を御紹介。新人っぽい書き方をしましたがこれまでNo Limit Records、 Cash Money Recordsといった老舗を転々とし、ようやくDef Jam傘下のDD172から作品をドロップ(祝福)。DD172といえばあのDamon Dash(Jay-Zと共にRoc-A-Fella Recordsを設立)が主宰するレーベル、Roc-A-Fella好きの僕としてもこのCurren$yのアルバム、かなり気になってしまって速攻で手に入れてしまいました(喉手)。この緑地に黒い線で書かれた都会を飛行機が飛ぶジャケットも素晴らしいじゃありませんか(惚)、もう期待はMAXで御座います。
それでは気になる内容を御紹介しましょう……ここでまず特筆すべきは製作陣、ほぼ全曲をあのSki Beatz(元Original Flavorの一員であり、Jay-Zの初期の名曲を数々製作したProducer)が担当しているのだから凄い(驚)。Damon Dash繋がりでの布陣なんでしょうが、これはもう僕としてはCurren$yと共にSkiも味わえると言う棚ぼた状態。そんんな玄人Skiが製作した楽曲からまずは御紹介します、Skiは最多の10曲を手掛けています。まずはノロノロと煙たく立ち昇るソウルフルなメロディにCurren$yのトローリネットリなフロウが絡む「Example」、かなり静かですし地味なんですがそれがまたジワジワと効いてきて、本作の飴色サウンドの幕開けを物語っています。どこか退廃的で荒削りなサウンドが取り巻く瓦礫サウンドな「Audio Dope II」、殺伐とした空気に混じってCurren$yのゆるくてスライムっぽいヌメったラップが知らぬ間に侵食する一曲。コンピュータチックなピロロロロ電子音に不穏なメロディが一帯を漂い包むゴーストチックな「King Kong」、ここまでマッタリヌルヌルと攻められるとじっとりとして気持ち悪い気もしますが、これがなかなか中毒性があって耳には残るフロウ。「Seat Change」では西海岸の大御所となったSnoop Doggが客演参加、ギターリフを効かせたブルージーロックな風合いのトラックに、Curren$yとSnoop Doggという脱力系のMC二人がフロウを交える事でよりレイドバックした空気感が生まれる。単語単語をじっくり噛み締めて舌なめずりするCurren$yの深海魚っぽいフロウも妖しくてカッコイイんですが、やはりSnoop Doggのズルズルユルユルなリラックスフロウも心地良いしキマってて耳に残ります(流石)。美しく流麗なソウルフルメロディながらも、どこかエフェクトがかった曇ったトーンが不思議な艶やかさを演出するアダルトな「Skybourne」、こういうフワフワとホンワカと丸みを帯びた流麗系にはCurren$yの深海魚っぽいラップが神秘的でよくお似合い。ここではBig K.R.I.T.とSmoke DZAという若手有力MC二人が参加しているのもトピック、三人がそれぞれ違った個性を放っていて強烈、その分この曲には彩りが生まれていて流れが非常に美しい(惚)。懐かしく古めかしいソウルが滲んだ爽やかなそよ風曲「The Hangover」はMikey Rocksが客演参加、晴れ間が少し見えるくらいの空の下をゆっくりドライブする時に聴きたい一曲で癖のある爽快感が面白い。そして個人的な注目曲だったのが「The Day」、客演になんとMos DefとJay Electronicaという濃~~い実力派MCが揃い踏みの一曲(痺)。派手になるホーンが黒く煙たく、ファンクが奥底でギラリと輝く燻し銀なトラックがシンプルでよりカッコイイ。ゆくり踏み締める様なトラックは古き良きHip Hopマナーを伝承したSkiらしい一曲、Mos Defはブリッジのみの登場ですがやはりロックしていて締まるし、Curren$yのジワジワと迫り来るフロウ&Jay Electronicaの太くもしなやかなフロウが最高に映えた佳曲。ちょっぴりキュートな田舎っぽいファンクチューン「Chilled Coughphee」はDevin the Dudeが客演参加、華やかとまではいかないまでもキラリと光るホーンがカラフルなメロウチューンでグッド。ミステリアスなメロディと伸びがどこか深海っぽい冷たさを帯びるスムージー曲「Address」はStalleyが客演参加、懐かしいソウル風味も効いたメロディは奥深くて繊細で、聴いていてユラユラと底に堕ちてゆく様な感覚で次第に意識を蝕む中毒曲。でもCurren$yのラップがけしてしつこくなくどこかポップな質感もあって、聴いていて心地良く深く嵌っていけるナイスドリーミンな一曲で好き(溺愛)。「Life Under The Scope」はSki BeazとMichael Sterling Eatonの共同制作曲、これはキラキラと煌めき輝くラグジュアリーな流麗曲で美しく華やか、Curren$yもフワッと浮くようなライトで滑らかなフロウで華を添えます。とこここまでがSki Beatz製作曲、そのどれもがSkiらしいマイナーなソウル趣味の光る好トラックの連続でした。あとはMos Defが製作を担当した色っぽいソウル懐古曲「Breakfast」、ボサノヴァっぽく柔らかな風が吹き抜ける軽やかに駆ける一曲。Trademark Da SkydiverとYoung Roddyが客演参加した「Roasted」はMonsta Beatzが製作、ピアノ鍵盤のオシャレな音がちょっぴりJazzyで上品なクラシカル曲。それとNesby Phipsが製作&客演した「Prioritize」も面白い、ちょこっと宇宙空間にはみ出したみたいなサイバー感が心地良くて、昔のOutKastを思わせるスペイシー×Jazzyな一曲です。

Curren$y、なかなか良い味出していますよ(癖)。Skiが創り出す独特な飴色ソウルメロディも妖艶で良いし、そこに絡むCurren$yのあのなんともいえないトロ~リバターの様なフロウが甘くて病み付き。Lil WayneほどしつこくなくFabolousほど粘着質でもない、その中間のちょっとふわついた感覚の甘さが香るラップで聴き手を魅了します。深海魚っぽい不思議さと、バターのようなトロトロ感とスウィートさを持ったMCで御座います(意味不明)。B.o.B.もDrakeも良いですが、Curren$yの本作『Pilot Talk』もしれ~っと要注意かと思います、これはダークホースな気がしますよ(警戒)。

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