RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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50 Cent「Before I Self Destruct」
50cent-bisd.jpg

N.Y.はQueens出身でHip Hop界のギャングボス、50 Centの通算四作目となる『Before I Self Destruct』を御紹介。そのゴリラの様な風貌と豪腕で数多くの敵を作りながら暴れる50 Cent、矢継ぎ早とはいえませんが(本作もリリース延期を重ねてのやっとの発売)、順調に作品をドロップしてくれています。最近はちょっと失速気味(Kanye Westとのセールス対決の敗北が原因か)な気もする50 Cent(以降は50と省略表記)、しかし個人的にはかなり好きなMCの一人なので、待ちに待った新作で御座います(待望)。
それでは肝心の中身で50は暴れてくれているのか……御安心を、相変わらずの暴君ぶりで迫って来ます(恐怖)。まずはTy Fyffe製作のおどろおどろしい「The Invitation」でダークに幕開け、煙たくへヴィーな重量級トラックは鉛の様に重たい50のボケた声質にガッチリフィット。Michael Jackson「Ain't No Sunshine」を下敷きにし、MJの歌声もモロに後ろで聴こえる「Then Days Went By」はLab Oxなる人物が製作。軽く口ずさむ様に歌う50のフックもイカしているし、オルガンの様な音色に曇って響くソウルフルなメロディのループがカッコイイ。「Death to My Enemies」はDr.Dreが製作を担当した弦音がベンベンと低く構えて響く、不穏でシリアスな路地裏曲。ギャングチックな50らしい唾吐き罵る鉛球フロウが恐ろしくて迫力満点、“俺の敵を潰した奴には大金をくれてやる♪”と凄む50のストリートを牛耳るフックも痺れ上がります(鳥肌)。このダークで底辺を這い回すようなドープなビートもかなりヤバイ、Dr.DreがいかにもDr.Dreらしい殺伐したトラックを用意してくれました。続く「So Disrespectful」もDr.Dre製作かと思いきやTha Biznessが製作を担当のこれまたダークで危険な一曲、低い鍵盤音を単純にループさせるトラックも中毒性が高いし、ブツ切りにした50のエッヂの効いたフックと銃撃音もいかにも50な暴力的で破壊的な一曲でグッド。心拍計音の様に単調に鳴るピーン音が耳に残るジャキジャキ系統の「Psycho」は再びDr.Dreが製作を担当、速度落とさずにダダダダダダ鳴るビートに合わせて50も疾走する早口フロウを披露。しかもここでは盟友Eminemが客演参加で援護射撃、相変わらずの癖のある舌を器用に稼動させる挑発するようなフロウは圧巻(痺)、50の破壊力もかなりのものですがEminemの病的な狂気ラップもやはり攻撃力抜群。Team ReadyとJ Keysなる人物が共同で製作した「Hold Me Down」では50がボケたあの声でまったり伸ばすフックを披露、クラップ音に渦巻くような電子音が怪しい一曲。Team Demo製作の危険な犯罪の香りがプンプン漂う「Crime Wave」は50の真骨頂、おどろおどろしくジリジリと迫り来るような緊迫感があまらなく刺激的だし、あの低い声でフロアを波打たす“うぉー♪うぇー♪”がまた恐くて耳に残る(冷汗)。オルガンみたいな音で幕を開けドカドカと地響き立てながらのっしり歩く「Stretch」はRick Rock製作、50得意のコカインラップでより低く構えて放つラップがズシリと重く圧し掛かります(固)。Gladys Knight & The Pips「If I Were Your Man」をサンプリングした哀愁と温もりが交錯するスモーキーな「Strong Enough」はNascentとQB Da Problemが共同制作、こういうソウル回帰したトラックも50は巧くモノにして聴かせてくれるから、そこがギャングゴリ押しじゃなくて好きな理由。「Get It Hot」はBlack Key製作、50得意の繰り返すフックでグルグルと聴き手を酔わすダークシンセ曲。硬質なドラムスにヴィーと振動しながら飛ぶシンセサイザーがダークでカッコイイ「Gangsta's Delight」はMobb Deepの片割れHavocが製作、The Sugarhill Gang「Rappers Delight」使いのソリッドでクールな感触で、エッヂの効いた攻撃的なトラックは文句無しの出来映えで最高に熱い(絶賛)。「I Got Swag」はDual OutputがWillie Hutch「A Love's That's Worth Having」をサンプリング使用、燻し銀なソウルフル曲に50の鉛玉の様に重たく冷たいフックがギラリと光ります。自身の曲「I Get Money」からラインを拝借しフックに仕立てた「Baby By Me」、製作は本作で唯一の売れっ子(現在)のPolow Da Donが担当。ダークで黒いエレクトロ流麗曲が妖しい滑らかさで、そこを艶やかに滑らす50のエロいラップがたまらなく痺れます(昇天)。しかも歌フックを担当したのがNe-Yoなのが大正解、Ne-Yoが参加したおかげで怪しさの中にも少し清涼感がプラスされています(助演男優賞)。キラキラ輝きを放ちながら繊細なメロディがしっとりと感覚を撫でる「Do You Think About Me」はRockwilder製作曲、都会の夜なオシャレ曲に合わせてスマートに囁く様にラップする50が僕は物凄く好きなんでこの曲は最高(紳士)。歌フックを披露する男性シンガーGovernor Washingtonも最高に甘くて色っぽい歌声で華を添えてくれています(失神寸前)。「Ok, You're Right」はDr.DreとMark Batson共同制作曲、ドシンドシンと踏み鳴らす野太いビートが鉛ゴリラな50によくお似合いで。最後を締め括るのはあのR.Kellyを客演に招いたDJ Khalil製作の「Could've Been You」、これも都会の夜なオシャレでハイセンスなヒンヤリとクールな一曲で、R.Kellyもガッツリと悩ましい歌声を披露していて最高にキマってますよ(惚)。国内盤にはこれらに加えてボーナス曲「Flight 187」も収録、ちょっぴり上擦った声でラップする50がまた違った味わいでナイス。

ダークでおどろおどろしくて危険で攻撃的、相変わらずの50 Cent節と言いましょうか、ある意味では今のシーンにはフィットしていない気もします。でも僕は逆にそこに好感が持てたというか、これだけ流行に流される音楽が横行している中で、50 Centらしくボスな構えでふてぶてしく振舞うそのスタイルがカッコイイと感じました。50 Centの本作を“変化が無く単調で、変化に乏しい”と感じるか、“どんな状況下でも自分のスタイルを誇示し、正々堂々と戦っている”と取るかは、聴き手に委ねられていると思います。ゴリゴリに押してくる50 Cent、僕は好きです、ただ欲を言えばもっとソウルフルで歌モノ寄り(といっても客演陣は要らない、本作は客演陣の少なさも高評価)のトラックも散りばめて欲しかったかな(我侭)。たまにはこういう鉛のように重たいHip Hopも良いですね、痺れて下さい。

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