RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

06 2008
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -
プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

ブログランキング
人気ブログランキングへ にほんブログ村 音楽ブログ HIPHOP・ラップへ
にほんブログ村 音楽ブログ R&B・ソウルへ
Q's Tumblr
http://rocqueen.tumblr.com/
Twitter
ブログ内検索
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
音楽
217位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
洋楽
46位
アクセスランキングを見る>>
訪問者数
現在の閲覧者数
Coming Soon
QRコード
暇潰しに携帯でどうぞ
QR
Category: 男性R&B  Tags: ---

Comment: 2  Trackback: 0

Usher「Here I Stand」
us-hisc.jpg


もはや“King Of R&B”と称しても誰も異議を唱えないであろうUsherの通算五作目となる『Here I Stand』を御紹介。爆発的大ヒットとなった前作『Confessions』から実に四年ぶり、Usher個人としても30代、結婚、父親になるといった大きな転機を迎え、より一層と男としての円熟味が増したであろう本作。という訳で否が応にも期待は高まりまして、発売日当日に購入しに行きました(速攻)。関係ないですが本作はジャケットがめちゃカッコイイですよねぇ(惚)、顎鬚が凄く似合っています。
そんな訳で興奮を隠し切れない本作……製作陣は相変わらず豪華、そして全19曲を収録とかなり気迫の感じられる一枚に仕上がっています。まずはUsherの実弟であるJames "Jlack" Lackeyが製作を担当したピアノイントロがアダルトに妖しくカッコイイ「Forever」で静かに幕開け、これは国内盤のみのボーナストラックらしいですが幕開けとしてはかなり最適かと。そして早くも先行シングルにして大ヒットした「Love In This Club」の登場、製作はPolow Da Donが担当、援護射撃にYoung Jeezyが参加しています。最初聴いた時は正直そんな印象良くなかったというのが本音、電子音を使うも鋭くはなくて、かといって完全メロウでもないのが、物足らなく感じたり。しかしiPodに落として毎日聴いているコレが心地いい、ブレながらトリップする緩やかな電子音と、そこに交錯する流麗な煌き音で徐々に体温が上がりハイになる(酩酊)。しかもフックではUsherが結構鋭く歌声張り上げていたりもするんですよ(興奮)、Young Jeezyも相変わらずの低音グダグダラップで底辺から揺さぶります。こうやって聴くとやはりPolow Da Donはメロウシンセ曲を作るのが巧い、これはかなりの曲者です(賞賛)。歌いだしの音程上がり具合が面白い「This Ain’t Sex」はC. "Tricky" StewartとJazze Phaが製作(ソングライティングとCo製作はTerius "The Dream" Nash)を担当、どこか懐かしくて一昔前のMichael Jacksonを彷彿とさせる甘酸っぱいダンストラック。カラフルな閃光が飛び交うもけして眩しくはない、爽やかな一曲。次世代の要注目ProducerであるL.O.S. Da Maestroが製作(ソングライティングはTerius "The Dream" Nash)を担当した「Trading Places」も心地良いとしか表現しようがない、J.Holiday「Bed」にもっと哀愁を混ぜてグシャっと丸めたトラックがたまらなく艶かしいし(悶絶)、The-Dreamらしいリフレイン唱法も功を奏して気絶しそうな程の恍惚感を与えてくれます。そのまま悲哀に満ちたシリアスなトラックにスーッと流れ込む「Love In This Club」の続編「Moving Mountains」はC. "Tricky" StewartとTerius "The Dream" Nashの共同制作、ピアノ旋律に深々と鳴り渡る電子音が喪失感を殊更と増長させる失恋ソング。ここではUsher Raymondのソングライティングが光っています、音を立てながら脆く壊れてゆく愛を謳った詩は繊細で、僕の心にズキンッと来ました(傷跡)。「What’s Your Name」はwill.i.amが製作&ゲストで参加、ながらもこれがあまりに単調なビートにありきたりなメロディライン、そして何より肝心のwill.i.amのラップが冴えなくて不満の残る仕上がり。「Something Special」はUsherの盟友Jermaine Dupriが製作(Co製作はManuel SealとLRoc)を担当、ギター音を主軸に乾いた風を背中一杯に受けて舞い上がる爽快な一曲、Jermaine Dupriっぽくないけれど温もりがあって嫌いじゃないです。個人的に大好きなAndre HarrisとVidal Davisが製作を担当した「Love You Gently」は期待を裏切らない甘美な極上スロー(痺)、とろけそうなサウンドに乗せるファルセット交じりのUsherの官能的な歌声に男の僕も思わず骨抜きにされます(腰抜)。過去の過ちを悔いる懺悔曲「Best Thing」は再びJermaine Dupri製作(Co製作はManuel Seal)、ここでは“King Of Hip Hop”ことJay-Zが援護射撃という文句無しの王者共演。Jermaine Dupriの作ったトラックもどこか変わった毛並みで面白いし、程よくバウンスしたトラックに余裕綽綽でフロウを乗せるJay-Zも相変わらず無敵のカッコ良さ(崇拝)。繰り返したり裏返ったりするフックは完全にThe-Dream流儀な「Before I Met You」はBryan-Michael Cox製作(ソングライティングはJohna Austin)、真っ青な海の底に徐々に沈んでゆくような感覚に陥るトラックは“ピアノの貴公子”Bryan-Michael Coxらしくないトラックながらも素敵な仕上がり。StarGateとNe-Yoによる共同制作曲「His Mistakes」は流石の切なさ込み上げるバラード(逸品)、二人の作る曲は本当にドラマチックで純粋に美しい悲しみを含んでいて、聴いていて泣きたくなります。Usher自身のヒット曲「Nice & Slow」を下敷きにした「Appetite」はTimbalandの片腕Danjaが製作、彼ならではの癖のある電子音使いは引っ込み気味なんですが、それでも独特の世界観を提示しててイイ。最近はTimbalandが一辺倒な感じでポップ傾倒なのに対して、弟子Danjaの方が面白いビートを提供している様な気がします。StarGate製作(ソングライティングはJohna Austin)の「What's A Man To Do」は彼ららしいギター音&ハンドクラップセットの甘酸っぱいトラック、昔の恋人と今の恋人の間での感情のぐらつく様を謳った歌詞もあまりに切ないし(胸締)、途中で絡む電子音なんかもStarGateならでは巧さで好きです(嵌)。「Revolver」は国内盤のみのボーナストラック、製作はAlexander "Prettiboifresh" Parhmが担当。いま流行のテクノテイストをふんだんに取り入れたトラックは浮遊感たっぷり、夜の高速道路を走る時に聴くと良いでしょうね(想像)。Soundzが新たに作り直した「Love In This Club Part II」は既出ながらはやりポテンシャルがあまりに高過ぎる(蒼褪)。言わずと知れた名曲The Stylistics「You Are Everything」使いも優しく輝いていて素敵だし、そこに召還されたのがBeyonceとLil Wayneってのが鉄壁ですよね(豪華絢爛)。UsherとBeyonceの手にかかれば一晩だけの浮気だってこんなに美しくなるんですね(笑)、Lil Wayneも相変わらずのヘロヘロラップで絡みます。再び登場のAndre HarrisとVidal Davisが彼ららしい生音使いのスタンダードバラードを提供した「Here I Stand」も素晴らしい、Usherのどこまでも伸びやかな歌声がとても心地良く、済んだ気持ちにしてくれる純粋なラヴバラード(染)。最後を飾る「Will Work For Love」はJ.R. Rottem製作のゴスペルライクな輝く一曲、“愛のために僕は働く”と何度も連呼し歌うUsherの歌声が真っ直ぐで胸を打たれる、ここでのフックの爽やか清涼な響きはかなり美しくて大好きです。

流石はUsher、やはりかなり高水準な楽曲をギッシリ詰め込んだ一枚を届けてくれました(喝采)。がしかし、時代を二歩先取りしたダンスチューン「Yeah!」や、甘くも切なく燃え上がる情熱的バラード「Burn」といった、完璧な“静”と“動”の配された前作『Confessions』には及ばなかったかなぁ~という気もしないでもないかな(微妙)。本作は勿論、文句無しの素晴らしさなんですけど、ちょっとトレンドを追い過ぎていつもの直球バラードが少なかったかなと。でも素晴らしい一枚なのは確か、絶対に購入して下さい(激薦)。

スポンサーサイト