RocBox 2

自分の持っているR&B、Rapアルバムを聴いての感想を偏見で綴る。音楽に関する知識はほぼ無し、雰囲気で語る。

08 2005
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プロフィール

Queen

Author:Queen
生年月日:1983年11月28日
星座:射手座
性別:男
血液型:A型
趣味:古典的推理小説読書
    黒音楽に浸る

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Kanye West「Late Registration」
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天才Producerの名を欲しいままにしたKanye Westの通算二作目『Late Registration』を御紹介。そのトラックメイキング能力だけでなく、自虐ネタやコンシャス要素、ギャングスタな要素までも織り交ぜたそのラップ能力も高く評価されたKanye West。まさかここまでの大物になろうとは、流石のJay-Zも予想していなかったんではないでしょうか。最近の自惚れ発言があまり好きになれないせいか(それだけ自信あっても当然の結果を持っているんですが)、MCとしての彼はあまり好きでもなかったり(笑)。それでもやはり気になったので即購入、彼の創る音はいつだって最高に冴えてますから。
そんなこんなで内容に触れますと……誰もが期待し待ち望んだ本作、けして期待を裏切らない仕上がりになっているかと思います。まず本作で先述すべきはKanye Westが得意の45回転早回しを多用していない事、そして外部ProducerとしてPop畑の奇才Jon Brionとの共同制作曲が多いという点ですね。まずはそのKanye West×Jon Brion製作曲群から紹介、先頭はあのMaroon 5よりAdam Levineをゲストに迎えた「Heard 'Em Say」で幕開け。Natalie Cole「Someone That I Used To Love」を下敷きにしたピアノ旋律基調のキラキラトラックにKanye Westの優しく語り掛ける様なラップが心地良いし、Adam Levineのあの鼻にかかったたるい歌声がまどろむ一曲。Ray Charles「異Got A Woman」を下敷きにしたホーンとハンドクラップを散らす「Gold Digger」、Ray CharlesのフレーズをJamie Foxxに歌わせる粋な計らい(策略)、思わず体を揺らしてしまう黒魂漲るトラックが大好物です(涎)。「Crack Music」ではThe Gameを客演に招きダークに振舞う、ここではThe Gameにフックだけ謳わせているんですがそれだけで充分の存在感(Additional VocalsにKeyshia Cole、Charlie Wilsonの名前も)、New York Community Choir「Since You Came In My Life」を下敷きにした無機質ドラム鳴るトラックが緊迫感を高める。Bill Withers「Roise」をべったり使った「Roses」のドラマチックさ、これはJon Brionあっての味わいなのかな。「Bring Me Down」では歌姫Brandyを招いてオーケストラ仕様の劇的なトラックを準備、清涼感のあるBradyの歌声が儚くて内容にもフィット。Etta James「My Funny Valentino」使いの「Addiction」の浮遊感爆発ながらもしっかり疾走する生音っぽさが最高、こういう埃被ったような曇った音使いにいつも痺れます。映画『007』の劇中歌であるShirley Bassey「Diamonds Are Forever」をネタに使ったこれまたドラマチックな「Diamonds From Sierra Leone(Remix)」はJay-Zを迎えたバージョン、申し訳ないけれどJay-Zが登場した途端に主役はJay-Z、どんなトラックでさえも完全に自分の物にする、Jay-Zのその柔軟さが光る実力差を見せつける一曲。Donal Leace「Today Won't Come Again」を早回しサンプリングしたKanye West流奥義の「Hey Mama」が最高、愛する母親に捧げた詩もとても素晴らしくあたたかい(涙)、ナルシストな顔の奥にこういう人間臭い顔も持っているのもKanye Westの魅力の一つなんでしょうね。KayGee's「Heavenly Dream」を下敷きにした生音たっぷりに電子音が乗っかる不思議な「Celebration」(Additional VocalsにJohn Legend参加)、これもHip Hopをちょっと通り越した新たな魅力の詰まった遊園地曲。とここまでがKanye West×Jon Brion製作曲、あと一曲この二人に加えてあのWarryn "Baby Dubb" Campbellが製作に加わったキラキラと煌く「We Major」も素敵、NasとReally Doeの援護射撃もキマッています。Lupe Fiascoなる新星をゲストに迎えた「Touch The Sky」では公私共に仲の良いJust Blazeが製作を担当、超有名曲であるCurtis Mayfield「Move On It」使いのスピード感溢れるトラックは流石はJust Blaze、こういう分かり易くノれる曲って大好きなんですよ。あとはKanye Westが単独で手掛けた曲、Paul WallとGLCをゲストに招いたブルージーな「Drive Slow」、CommonがKanye Westトラックとの抜群の相性を証明する渋過ぎる「My Way Home」、Otis Redding「It's Too Late」をざく切りサンプリングした「Gone」ではCam'ronとConsequenceが参加。こうやって見るとかなりバラエティに富んだゲスト陣も本作の魅力の一つ、国内盤にのみ収録のボーナストラック「We Can Make It Better」「Back To Basics」も侮れない快作ですしね。前者は可愛さ溢れる早回し曲にTalib Kweli、Q-Tip(!)、Common、Rhymefestがマイクを繋げる玄人好みの抹茶曲。後者もCommonが参加した聴き逃せないナイスな一曲で、これらがボーナスとは勿体無い(溜息)。

うん、やはりトラックに関しては抜きん出ている事は確か、Jon Brionを招いた事でまた普通のHip Hopとは一味違った魅力を生み出しています。ただそこが僕的にはちょっと物足りなくも感じたかな、もっと黒くHip Hopしていても良かったかなぁって。ただこのトラック群でもしJay-Zがラップしていたら……なんて考えるのは僕だけでしょうが(失礼)、そのぐらいKanye Westのラップのみを長く聴くのは個人的意見として疲れる(飽きる)んですよね。とは言っても聴いて損は無いです、てか聴くべきですね。

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Kanye West「The College Dropout」
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Roc-A-Fellaが送り出す大型新人Kanye Westのデビューアルバム『The College Dropout』を御紹介。敏腕Producerとして数多くの楽曲を手掛けヒットに導いたKanye Westが、遂に自身でマイクを握り、表舞台でこれ以上ない賞賛を浴びた話題の一枚で御座います。Jay-Z嗜好家でありRoc-A-Fella好きである僕にとっては馴染みの深いKanye West、まさかMCとしてここまでの成功を収めようとは(意外)。彼の作る楽曲は好きである僕は当然このアルバムを購入、ジャケットのクマも可愛いですね。
それではもう皆様持っているでしょうが内容を……まず最初に書いておくと全曲をKanye Westが製作(当然)、この時点で僕的には購入決定かと思います。まずは幕開けを飾る朝の目覚めの様な伸びやか爽やかな「We Don't Care」、Gino Vannelli「I Just Wanna Stop」をネタに彼得意の45回転を仕掛けるニンマリ曲。続いてはあのLauryn Hill「Mystery Of Iniquity」をベッタリと乾いたギター音まで拝借した反則曲「All Falls Down」、ゲストにLauryn Hill御本人を呼びたくも断られたそうで残念。がしかし代打が素晴らしいSyleena Johnson、このちょっぴりブルージーなトラックにはSyleena Johnsonのちょっぴり擦れた歌声がしっくり来ます。どことなく空虚感のある寂しげな「Spaceship」ではGLCとQ-Tipの従兄弟のConsequenceが客演参加、Marvin Gaye「Distant Lover」使いだそうで独特の雰囲気も納得。そして大絶賛を浴びたシングル曲でキリスト賛歌の「Jesus Walks」、行列が厳かに一歩一歩踏みしめる様に行進するようなインパクト大のこのトラックはArc Choir「Walk With Me」をサンプリング、Kanye Westのインテリ部分が垣間見えます。この曲に関してはKanye Westがライブで見せる歩くようなステップ踏むダンスが素敵です。Ken Lewis「Maybe It's The Power Of Love」を下敷きにした哀愁漂うドラマチックな「Never Let Me Down」、ゲストには彼を見出しここまで育てた恩人Jay-ZとJ.Ivyなる人物が参加。申し訳ないけれどこの曲では完全にJay-Zが主役のKanye Westを喰ってしまってます、担当Verseもかなり長いですしね。「Get Em High」ではTalib KweliにCommonが援護射撃と通にはたまらない人選、三者三様に魅力たっぷりのラップを披露、やっぱTalib Kweliの真面目ハイトーンなラップが好物かなと。Miri Ben-Ariの奏でるViolin(この旋律はMiri Ben-Ariによる製作)を最大限に活かし切った「The New Workout Plan」、急いでなくとも急かされる脱走曲で面白い。そして超キラーチューンとなった「Slow Jamz」も収録、元々はTwistaの曲なんですがまぁ其処はお構いなしという事で(笑)。Luther Vandross「A House Is Not A Home」を下敷きにした眩し過ぎる程にキラキラな45回転曲はKanye Westの真骨頂、これはKanye West製作曲の中でも確実に五本の指に入る出来栄え。ここでは甘くも渋く色っぽい歌声を披露するJamie Foxxの配分を少し多めにしてあって好き、しかし肝心のTwistaの配分はちょっぴり少なくなって残念。ゴリゴリと地響き鳴らして邁進する「Breathe In Breathe Out」はLudacrisが参加、この曲はLudacrisの男臭いあのラップフックあっての格好良さ、Ludacrisの破壊力は恐るべしです。「School Spirit」はAretha Franklin「Spirit In The Dark」をサンプリング、これも面白いですね。ざらついて荒涼としたトラックが燻し銀のカッコ良さの「Two Words」はMandrill「Peace And Love」をサンプリング、Mos DefとFreewayの客演。トラックの感じからもコンシャスなMos Defの起用は正解だし適任かと思います、がしかし数あるMCの中からFreewayの起用というのは驚きました。僕はFreewayのしゃがれた絞り出すラップが好きなので嵌っていたと確信しています、Mos Defに負けないFreewayの魅力が引き出された一曲ですね(嬉)。そして僕が本作で最もお気に入りなのがこの曲「Through The Wire」、Chaka Khan「Through The Fire」を早回ししたトラックは可愛くてモロにKanye West印だし、自虐的なネタ使いも面白くてかなりこの曲はヘビーローテーションで御座います。美しいピアノ音でセピア色に染まる「Family Business」も好き、Kanye Westって本当に素晴らしいトラックを作る、この味わいは彼にしか出せない(特許)。最後はJay-Zの高らかな笑い声が入る「Last Call」で幕引き、12分にも及ぶ長尺曲で輸入盤にて内容の分からない僕には苦痛(悲)。書き損ねましたが、あちこちの曲でJohn Legendが歌声を添えています。

まさかまさかの大物成長ぶりにちょっと戸惑いさえ覚えます(苦笑)、彼の詩の世界がこれだけ多くのファンを増やしているのでしょうか。音楽的センスはもう文句無しに超一流だと思いますが、MCとしては少々物足りないかなというのが僕個人の印象です(辛口)。しかし凄腕トラックメイクは溜息が出る程に繊細に作られていて、圧巻で御座います。

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Jay-Z「Reasonable Doubt」
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“King Of Hip Hop”と呼ぶに相応しい男Jay-Zの記念すべきデビューアルバム『Reasonable Doubt』を御紹介。Jay-Z自らが“二度と書けないぐらい完全なリリック集”と称した本作、今のJay-Z作品の様な爆発的ヒットには至りませんでしたが、それでも最終的にはプラチナムアルバム認定となるヒット、クラシックアルバムとして今なお高い評価を得ています。“Jay-Zはこの一枚が最高だった”と語るファンも多い筈、それほどこの一枚は重要で貴重な一枚なのです。
そんな泣く子も黙る名盤を頑張って紹介すると……まず幕開けからしてもう鳥肌モノな「Can't Knock The Hustle」、製作をKnowbodyが担当しサンプリングにMarcus Miller「Much Too Much」をサンプリング。キラキラと美しい黒魂光るトラックも最高ながら、負けじと熱い歌声を添える若かりし頃のMary J. Bligeにも感動せずにはいられません(涙)。もうこの曲でのJay-Zは正に神の如き輝き、今なおこの曲が素晴らしく色褪せないのは当然の結果です。元Original FlavorのSkiが定番The Stylisticsの「Hurry Up This Way」を下敷きに製作した「Politics As Usual」、耳障りが優しくスムーズながらもどこか危険な香りもする独特の一曲は流石の仕上がり。「Brooklyn's Finest」では高校が一緒だったという親友で伝説のMC、Notorious B.I.G.が援護射撃を撃つ失神モノの豪華曲。製作はClark KentでサンプリングにThe Ohio Players「Ecstacy」を使用した疾走感溢れるトラックも素晴らしい、Jay-Z(柔)とBiggie(剛)の威風堂々なラップが絶妙なコントラストを魅せる永遠の名曲。再びSkiが製作を担当した「Dead Presidents II」は、皆様御存知のNasの名曲「The World Is Yours」をベッタリと下敷きにした悲哀メロウの突出した一曲。その後のNasとのBeef勃発の引鉄曲としても重要ですが、ここはやはりJay-Zの詩の世界が殺伐としてざらついたストリートを見事に創り出している事だと思います。Nas「The World Is Yours」が無くしてこの曲は誕生しなかったけれど、この曲の誕生もまたNas「The World Is Yours」に付加価値を与えているのではないでしょうか。流麗なピアノ音が艶やかでしなやかな夜のひと時を感じさせる甘美な「Feeling It」はSki製作、女性シンガーMeccaによる歌フックも控えめながらも色っぽくて最高に渋い(誉)。「D'evils」ではあのDJ Premierが製作を担当、Primoならではのピアノループを基調としたシンプルなトラックに声ネタスクラッチが噛むダークな味わいの一曲(最高)。またもやSki製作の「22 Two's」では冒頭でA Tribe Called Questの名曲「Can I Kick It」のフレーズを引用、これだけで興奮するには充分の要素です。「Can I Live」はDJ Irv(Irv Gottiかな)が製作を担当、しっとりとホーン鳴る危険な香りのトラックはIsaac Hayes「The Look Of Love」をサンプリングに使用。“俺は生きられるのか”と自問自答するHustlerなJay-Zの詞に思わず身震い、この頃にはもうこれほどの貫禄があったんだから存命は確実。続いては誰もが知っているFoxy Brownを迎えた超キラーチューン「Ain't No Nigga」、製作はJay-Zを見出した恩師Big Jazが担当。The Whole Darn Family「Seven Minutes Of Funk」とThe Four Tops「Ain't No Woman Like The One I've Got」使いの滑走するトラックも乗り心地抜群ですし、Foxy Brownの男顔負けの根性据わったラップも痺れます。「Friend Or Foe」はDJ Premierが製作を担当、ここでのJay-ZはFree Style風なラップを披露。Clark Kentが製作を担当した流麗な「Coming Of Age」はEddie Henderson「Inside You」を下敷き使い、ここでは当時まだ無名の弟分Memphis Bleekを大胆に起用し、Roc-A-Fellaプロモーションをそつなくこなす実業家なJay-Zが顔を覗かせます。続いてもClark Kentが製作を担当したファンキーな肌触りが印象的な「Cashmere Thoughts」、サンプリングにはBohannon「Save Their Souls」を使用。Peter Panixなる人物が製作した本作唯一のキラキラゆるやかスロウ曲「Regrets」も白眉、こういうメロウ物が好きな僕にはたまらない御馳走です。最後にはMeli'sa Morgan「Fools Paradise」を使用した激甘な「Can't Knock The Hustle(Fool's Paradise Remix)」を収録、Irv Gottiが手掛けたこのRemixトラック自体も当然素晴らしいんですが、ここでは本家Meli'sa Morganを召還している辺りが熱い(涙)、彼女の歌声でこの曲の違った魅力が誕生しています(賛辞)。

今のJay-Zを語る上ではけして避けては通れない作品ですし、Hip Hopの歴史上でも存在感抜群の価値ある一枚であることは確か(断言)。Jay-Z嗜好家の僕からしても少し地味な印象は否めませんが、やはり粒揃いの名曲がギッシリ詰まっていますので、是非聴いて頂きたいです。今のJay-Zには出せない味わいかと思います(今は今の味があって素晴らしいんですが)、古き良きHip Hopに溺れたい方には絶対にお薦めで御座います(激薦)。